今 週 の レ シ ピ |
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・アドバンスクラス(6月)のメニューより●豚肉の風味焼き丼 455kcal.(もも肉の場合) 塩分3.0g
[材料] -6人分-
◎桜飯(さくらめし) 米 3合 水 3と1/4カップ 塩 小さじ1 醤油(しょうゆ) 大さじ2 酒 大さじ1 ・豚肉薄切り 300g ◎漬け汁 醤油 大さじ3 酒 大さじ1 生姜汁(しょうがじる) 小さじ1 日本葱(にほんねぎ)のみじん切り 大さじ2 胡麻油(ごまあぶら) 大さじ1 ・焼き油 大さじ3 ・海苔(のり) ・胡麻 ・インゲン
[作り方]
- といだ米に、水と調味料を加え、桜飯を炊く。
- 漬け汁を用意し、豚肉を15分位漬け込む。
- フライパンに油を熱し、豚肉を焼き、食べやすい大きさに切る。
- 丼に桜飯を八分目盛り、もみ海苔、焼いた肉をのせ、切り胡麻を少し振りかけ、中央にせん切りにした青ゆでのインゲンをのせる。
ポイントはここ
- 桜飯は、厚手の鍋でも電気釜、ガス釜でも炊けます。どちらの場合でも、調味料を加えたら、よく混ぜること。
- 豚肉の部位は、好みで選んでください。脂肪が多いほうが好みなら肩ロース、三枚肉、少ないほうなら背ロース、もも肉はいかがでしょうか。また、厚みもいろいろあります。薄いものから厚いものまで、選んでください。
- 肉を漬け込む時間は、厚さによります。薄いものは10分位。厚いものでも、20分位まででよいでしょう。
- 焼くときは、漬け汁の葱のみじん切りは焦げやすいので、肉からよく落とします。
- 丼に桜飯を八分目位、真ん中を少し高めに盛り、もみ海苔を振り、一口大に切った肉を並べます。切り胡麻(指でひねってつぶしてもよいでしょう)を肉の上に振りかけます。青くゆでたインゲンは、薄切りにして中央にのせます。
ちょっと一言
- 「桜飯」とは、醤油で味付けした御飯をいいます。東京では「茶飯」ともいいますが、私は「茶飯」という場合は、ほうじ茶、煎茶などをやや濃く入れた茶で、塩と酒の味付けで御飯を炊いています。
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■パレット横綱朝青龍が、左手で手刀を切ったり、懸賞金を受け取るのは伝統の様式美に反するというので話題となりました。左はだめ、右手でなくてはいけないというのです。長い歴史と文化を持った国技の世界ですから、そうしたことが問題視されるのでしょう。結局はお咎めなしで、黙認されることになりました。無理に直さなくても、自然のままでよろしいということです。
生徒さんでも、左利きがとても多くなりました。三分の一近くがそうです。これは、増えたというより、隠さなくてもよくなったというのが正解でしょう。とくに女性は昔から、左利きはいけない、恥ずかしいと否応なしに矯正させられたものです。その傾向は、今もあるかもしれません。やはり右利きのほうがなにかと便利で有利、と判断されるからなのでしょう。
包丁ひとつとってみてもわかります。両刃包丁は差しつかえありませんが、片刃の包丁は左利き用でなくては上手に切れません。左利き用の包丁は割高でもあります。そのうえ使うときは、隣りとぶつからないようテーブルの端のほうで切ったり、食べるときも隅のほうへ寄ったりと、無意識のうちに遠慮したり気配りをしていますから、どうしても「保守本流は右」のようです。
ハサミとなるともっとミジメです。今でこそ左利き用のハサミが売られていますが、以前はありませんでした。刃もそうですし、手の位置も左手用にできていませんから二重苦の中で使っていました。その痛みは今にいたって忘れられません。そうなのです、私もリッパな左利きでした。
左利きの人間にとっては、今どきの環境とちがい、それはキビシイものでした。
まず、幼稚園のときです。みんな名前をよばれて、大きな返事とともに手を挙げます。このとき、ほかの園児たちと反対に勢いよく左手を挙げた私をみて、母は娘が左利きだと確信したといいます。それ以前にも兆候はありました。お琴を習いにいったときです。お師匠さんから3本の指に爪をはめるよう言われると、私はそれを左指にしたそうです。でも、まだ3歳でしたから、お師匠さんとおなじ側の指にまちがってしたものと理解したというのです。
箸(はし)を持ち始めたときも、まさか左利きとは思いませんから、不器用な子と片付けられていたようです。祖父から習字も教えてもらっていましたが、当たり前のように右でした。今は、字を書くのはもちろん、習字でさえ左で書いていい時代です。
小学校に上がって図画の時間でした。チューリップをたくさん描きましょうといわれ、私はダントツの速さで仕上げて先生をびっくりさせました。なんのことはありません。左右対称ですから、両手にクレヨンを持ち、それを真ん中であわせてどんどん描きあげていったのです。
絵を描くのが好きでした。ずっと左で描いていました。右手を使いなさいと注意されても直しませんでした。大好きなことを止められるのは嫌なものです。今で言う、自閉症や登校拒否になりかけたこともあります。でも、あることがきっかけで、左手で描くのを断念しました。それは、パレットです。
ご存知のように、パレットは左手の親指を穴の中に入れて持ちます。絵筆を左で握りたいものですから、パレットは右手に持つしかありません。ところが、長い時間持っているとどうにも痛くなって辛抱できなくなります。泣き出したいくらいです。絵をとるか指をとるか、追い詰められました。真剣に悩んだあげく、右手でもいいから絵を描きたい、が結論でした。それを機に、右利きに変わったのです。
ただし、唯一の例外はハサミです。こればっかりは譲れません。いまだに、ふつう(右手用)のハサミを使って左手でやってしまいます。そうしないと、まっすぐ切れないのです。どうしてでしょう、われながら不思議でなりません。ですから、百パーセント右利きとはいえず、ハサミ使いだけは左利きにもどってしまう、「隠れ○○」というところでしょうか。
若かりし頃、生け花のお稽古に通っていました。これがまたなんともいえず、苦痛でした。ハサミがなければお稽古になりません。切るにも作法があるのが華道です。とうぜんハサミは右です。枝を切ろうにも、私には右手ではどうしてもうまく切れません。血豆をこしらえるか、切り口が悪くてつぶしてしまうのがオチです。よく先生の目を盗んでは、そっと左手で切り直していました。今でも、左でハサミを持つのは禁じ手なのでしょうか。
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