今週 の レ シ ピ |
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・「味噌汁の具」さまざま
●小かぶと油揚げの味噌汁
[材料] -4人分-
・小かぶ 2個 ・小かぶの葉 少々 ・油揚げ 小1枚 ・長葱 1/3本 ◎煮干の出汁 水 3カップ 煮干し 6〜8匹 ・味噌 50g位 ◎吸口 三つ葉・ゆず 七味唐辛子など
[作り方]
- 煮干しで出汁をとり、煮干しを取り出す(好みで煮干を入れたままでもよい)。
- 小かぶは皮をむき、6〜8等分に切る。葉も細かく切る。
油揚げはたて2つに切り、細切りにする。
長葱は小口切りにする。- 1の出汁に小かぶと葉を入れ、柔らかく煮る。
- 油揚げと出汁でといた味噌を加え、温まったら長葱を加えて仕上げる。
- お椀に盛り、季節に合った「吸口」を加える。
ポイントはここ
- 煮干しは8〜10尾用意し(1)、頭をとり、お腹のはらわた(内臓)を取り除いて二つに裂く(2)。分量の水が入った鍋に入れ、少なくとも1時間はそのままつけておく(3)。ふたをしないで火にかけて、沸騰直前に火を弱くしてあくを取りながら5〜6分煮る(4)。煮干しを取り出す(5)。
(1) (2) (3) (4) (5)
- 味噌汁の具は出汁で煮て柔らかくするもの、温める程度でよいものがあります。具を準備するときはそれぞれ分けて用意しましょう。
- 煮干しの出汁にまず、小かぶと小かぶの葉を入れて煮ます(1)。小かぶは早く柔らかくなりますので煮すぎて煮崩れしないように気をつけてください。
- 次に油揚げを加え(2)、分量の味噌を出汁でといてから加えます(3)。味噌の種類、分量は好みですが、塩分に気をつけることは大切です。おいしい出汁が取れていれば、おのずと味噌の量が少なくても、つまり塩分が少なくてもおいしく味噌汁がいただけるものです。
(1) (2) (3)
- 味噌汁で大事なこと、味噌を入れたら煮すぎないことです。決して、沸騰させないように。温まってきたら日本葱をいれ、沸騰直前で火を消してください。
- 味噌汁にも「吸口」を用意してください。具の季節とあった「吸口」が大切です。小かぶはほぼ一年中八百屋さんの店頭にありますが、11月から1月頃が最もたくさん出回り、味もよくなる旬と言えます。「吸口」にはゆず、三つ葉などが合うと思いますが、ちょっと辛いものがお好きな方は七味唐辛子も味が引き締まっていいかもしれません。
ちょっと一言
- 「小かぶ」の旬はちょっとすぎてしまいましたが、味噌汁の作り方の例として、載せました。小かぶの代わりに「大根と大根の葉」「ポテトと人参」「ナスと玉葱」などいかがでしょうか。これらの具は出汁で煮て、火が通ったら味噌を入れるものです。
反対に、味噌が先で具を温める程度がおいしいものに、「春菊とえのきだけの味噌汁」「豆腐とわかめの味噌汁」などがあります。- 鍋の中の煮干しは、そのまま具として食べるもよし、お役ご免と退場させるもよし、それこそお好みです。(蛇足ながら、私は前者です)
【野口料理学園】
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