今 月 の レ シ ピ |
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・母の昔のレシピから その3
●タコの卯の花酢
[材料] -4人分-
・タコ 100g ・卵 小1個 ◎A 砂糖 小さじ1 塩 少々 ◎B おから(卯の花) おから粉 20g 水 100cc 酒 適宜 ◎C 甘酢 酢 大さじ1.5 砂糖 大さじ1 塩 小さじ1/3 ・青味 適宜 [作り方]
- 酢だこは一口大の薄切りにする。
- おから粉に水を加えて混ぜ、酒を入れてさらに混ぜる。
- 電子レンジに1分30秒かけて、冷ましておく。
- 卵にAを入れていり玉子を作り、冷ましておく。
- 3のおからにCで味付けをする。
- 5のおからに、4の炒り卵を混ぜ、タコを和える。
- 小鉢に盛り、青味を飾る。
ポイントはここ
- 茹でただけのタコの場合は、一口大の薄切りにして、二杯酢(酢大さじ2.塩小さじ1/4)に1時間くらい漬けます。好みで少し砂糖を入れてもいいでしょう。
一口大のそぎ切り 二杯酢に漬ける
- おから粉は電子レンジに使える器に入れて水を加えて混ぜます。酒も加えてから、電子レンジ500Wで1分30秒、600Wで1分)にかけます。必ず冷ましてから味付けをします。
- 卵は小さ目で少し砂糖を入れて、いり玉子を作り、鍋から出して、冷まして味付けしたおからに混ぜます。
- たこに甘酢で味付けをした場合は、漬けていた甘酢をよく切ってからおからに混ぜます。
おから粉に水 炒り卵を混ぜる タコを混ぜる
- 青味はオクラ、小葱、三つ葉、シソの葉、さやいんげんなどが合うでしょう。
ちょっと一言
- 「おから」は豆腐を作るときにでる大豆の搾りかすのこと。豆乳を搾った後の大豆の皮や繊維部分。「大豆の殻」の意味の「から」に「お(御)」を付けた呼び方です。
「おから」と「卯の花」は全く同じもの。おからの"から"が"からっぽ"と思われてはと「卯の花」という別名が付けられたといわれています。「卯の花」という名前は小さな白い花が集まる様子がおからと似ている「白いウツギの花」にたとえて付けられたようです。- とても便利な乾物「おから粉」、おからの乾燥品。いつでも、スーパーの「豆腐売り場」にあります。
おからは生の場合、腐敗し安いものです。子供のころ、幸いなことに、我が家のすぐそばに、「豆腐屋さん」がありました。製造、販売の店でしたから、当然、いつでも「おから」を必要な分だけ分けてくれました。冷蔵庫がなくても、大丈夫でした。
少し前までは、「豆腐製品の専門店」に頼んでおいて、分けてもらったら、小分けにして、冷凍しておきました。
この「おから粉」を知ってからは常備しておき、煮物をして煮汁が残ったら、野菜を入れて、煮物にしています。
おから粉 煮物の煮汁と野菜で「おからの煮物」
- この「タコの卯の花酢」のレシピに、母は「卯の花は、布巾を敷いた蒸し器で蒸して、冷ましてから、甘酢と酒で調味する」と書いています。もちろんその当時は「電子レンジ」はありませんでしたから。
この「蒸し器で蒸す」調理、蒸し器を出してきて、湯を沸かして、卯の花を蒸して、終わったら、湯を捨てて、布巾と蒸し器を洗って、片つけて・・・それを電子レンジなら、器に入れて、2分くらいかけるだけでできてしまいます。
世の中はとても便利になっています。ぜひ一度、「おから粉」に挑戦してみて下さい。【野口料理学園】
§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】 ichiban@kateiryouri.com
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