今 月 の お 菓 子 |
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●ガルバルジー(レーズンサンドクッキー)
[材料] - 4cm角50〜60枚分 -
◎A 薄力粉 230g ベーキングパウダー 小さじ1 ◎B バター 100g 砂糖 80g 粉ミルク 大さじ4 卵白 1個 バニラエッセンス 少々 ・レーズン 120g ・塗り用卵黄 1個
[作り方]
- Aをあわせてふるっておく。
- レーズンを包丁でできるだけ細かく切る。
粉は広くふるう レーズンは細かく切る
- ボールにバターを入れ、泡だて器でクリーム状にし(1)、砂糖を3回くらいに分けて加え、白っぽくなるまでよく混ぜる(2)。
- 粉ミルク、バニラエッセンスを加え、よく混ぜる(3)。
- 卵白を箸(はし)でよく切り(4)、2回に分けて加え、よく混ぜる(5)。
(1) (2) (3) (4) (5)
- 1の粉を一度に加え、練らないように混ぜて(6)、ひとまとめにし、2等分にする(7)。
- 生地の1つは調理台の上に打ち粉をして、もう1枚はラップの上に、20〜25cm角にのばす(8)。
- 調理台の生地にレーズンを均一にのせ(9)、その上にラップの生地を重ねる(10)。
(6) (7) (8) (9) (10)
- 重ねた生地を5〜6mm厚さになるようにラップの上からのばす(11)。
- 包丁で4〜5cm角に切り(12)、天板にのせ(13)、卵黄を塗る(14)。
- 170〜180℃のオーブンで10分くらい焼く(15)。
(11) (12) (13) (14) (15)
- 金網の上にとり、充分熱を抜いてから、缶などに入れて、保存する。
ポイントはここ
- 生地を大きくのばして、レーズンをはさんでから、4〜5cm角の切って焼きます。レーズンを細かく切っておくと生地の切り口からレーズンがとび出さず、仕上がりがきれいにできます。
- 粉を混ぜる前まで、ボールが動かない方がしっかり混ぜられます。ボールの下にぬれ布巾を敷いてください。
- 生地を練るのは卵白、卵黄は焼き色のために使います。
卵黄が入らない生地をよりおいしくするために粉ミルクを入れます。いろいろな粉ミルクがありますが、「脱脂粉乳」とか、コーヒー用の粉末ミルクを使います。メーカーで名称、色、味、感触などが違いますが、お好みのものを使ってください。粉末を使うのは、クッキー生地に水分が入りますとゆるくなって麺棒で伸ばせなくなるからです。- 生地はできるだけ四角形にのばします。4〜5cm角に切って焼きますので、無駄がないようにキチンと角にのばします。
- のばした生地にレーズンはできるだけ均一に広げます。特に生地のまわりにもまんべんなく広げます。どうしてもレーズンの入らないところができやすいので・・・
- レーズンをはさんだ生地をのばすときも、なるべくきちんとした四角形にのばします。
四角にのばす レーズンは端まで はさんだ生地も四角に
- 包丁で切った生地を天板にのせますが、となりどうしがくっつかないように、7〜8mm間隔であけておきます。
- 卵黄は、はけでていねいに塗ります。「ていねい」とはたくさん、とか、たっぷりではありません。はけに卵黄をつけたら、充分、卵黄をはけから落とします。そのはけで生地に卵黄を塗ります。濃い色にしたい場合はこの作業を繰り返していきます。たぶん2回くらいでつやよく焼けると思います。
卵黄をつける 卵黄をよく落とす 生地に塗る
- クッキーの焼き上がりは、表面の色より、底の焼き色を見てください。底が茶色になっていれば焼き上がりです。
- 焼き上がったら、すぐにオーブンから出し、天板から金網に移し、完全に熱を抜きます。熱が抜けたら、湿気を吸わないように缶や密閉できるプラスチックの容器に入れておきます。4、5日はおいしくいただけます。
焼き上がりは底の色を見る 手早く金網の上で熱を抜く
ちょっと一言
- 何度も書きますが、レーズンを細かく切るのがこのクッキーの一番のポイント!
ところが、レーズンはねばってとても切りにくい。そこで、「ラム酒漬けレーズン」を一度使ってみました。
切りやすいし、ラム酒の香りも抜群!どんなにおいしく、きれいに焼きあがっているだろうかと楽しみにしていました・・・
残念ながら、見た目はおいしそうで変わらないのですが、クッキー独特のさっくり感、乾いた感じがありません。味は「ラム酒」の味もあっていいのですが、「別のお菓子」でした。
ちょっと大変かもしれませんが、かわいたレーズンをていねいに切ってください。
§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】 ichiban@kateiryouri.com
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