今 月 の お 菓 子 |
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沖縄のお菓子
●チンスコウ
[材料] -長さ5cm×巾1cm12個分-
・薄力粉 100g ・上白糖 100g ・ラード 60g
[作り方]
- 薄力粉はふるっておく。
- ラードを煮とかし(1)、火からおろして荒熱をとる。
- ボールに上白糖を入れ、2のラードを加え(2)、木杓子でよく混ぜる(3)。
- 3に1の薄力粉を加え(4)、手でよく混ぜ合わせ、ひとまとめにする(5)。
(1) (2) (3) (4) (5)
- ラップに包んで冷蔵庫で30分位休ませる(6)。
- 1cm厚さにのばし(7)、長さ5cm、巾1cmの棒状に切る(8)。
- 天板に並べて(9)、150℃のオーブンで25〜30分焼く(10)。
(6) (7) (8) (9) (10)
ポイントはここ
- 卵の入らない生地ですから、ぼそぼそしてまとまりにくいでしょう。ラップに包んでまとめて見てください。
- ラードが手の熱や気温が高いとゆるくなります。まとめたら30分から1時間くらい冷蔵庫でしっかりさせてからのばして切っていくと形が整い、焼き上がりもそろいます。
ちょっと一言
- 母の「柊会」の友人の一人、新島正子先生が昭和46年2月に自費出版された「琉球料理」には「琉球菓子 焼き菓子」に「金楚コー(日本の漢字にはありません)」(チンスコー)とありますが、レシピは載っていません。
(まだ返還前ですから、本の値段は7ドル 2500円とあります。)
昭和58年に柴田書店から「私の琉球料理」を出版され、それには「チンスコー」として載ってます。
静岡での「柊会」の勉強会(昭和50年)に私も出席させていただき、新島先生から直接、琉球料理を教えていただいた思い出があります。印象に残っているのが「ポーポー」と「チンピン」。沖縄の「クレープ」みたいと思いました。
- 「チンスコー」は私の大好物・・・新島先生のレシピを参考に、挑戦してみました。最近の沖縄のお土産は色んな味の「チンスコー」がありますが、何も入ってない一番シンプルなものを作ってみました。甘いもの大好きな主人も「おいしい」と気に入ってくれました。
不思議な味とはもろい食感が「粉、砂糖、ラード」でできているとは驚きでした。皆さんもちょっと挑戦してみませんか・・・
§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】 ichiban@kateiryouri.com
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