今 週 の レ シ ピ |
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・ベーシッククラス(2月第1週)のメニューより●プレーンオムレツ 324kcal. 塩分1.2g
[材料] -1人分-
・卵 2個 ◎A 塩 ひとつまみ 胡椒(こしょう) 少々 牛乳 大さじ1 ・バター 大さじ1
[作り方]
- 卵をボールに割りほぐし、Aを加えて混ぜる。
- フライパンを熱し、バターをとかし、フライパン全体にまわす。
- 1の卵液を一度に流し入れ、強火で箸(はし)かフォークで半熟状態まで焼く。
- フライパンの柄(え)を持ち上げ、手前から1/3位を折り返す。
- 箸またはフォークをおき、フライパンの柄をたたきながら、フライパンのふちを使ってしぜんに返し、形よくまとめて皿に移す。
ポイントはここ
- オムレツの材料は、1人分で書いてあります。直径20a位のフライパンを使って、2個の卵でちょうど形よく仕上がります。
- 卵をボールに割り入れて、卵黄・卵白をよく混ぜることは大切ですが、泡立ててしまわないように。
- 塩・胡椒で味付けし、ふんわりやわらかく仕上げるために、牛乳を忘れないように。
- フライパンは、まず何も入れずに中火にかけ、熱くなったらバターを色がつかないようにとかします。(煙が出るほど熱くしてしまいますと、バターが茶色にとけ、オムレツに焦げ色がつきます)
卵を2〜3滴おとし、「ジュッ」と音がしたら卵液を全部流し入れ、火を強くします。手早く箸かフォークで、「焼けたところを中へ、焼けていない卵液を外へ」を繰り返して半熟状にします。
卵液を流し入れる 半熟状にする
- フライパンの柄を持ち上げ、手前から1/3位を手早く折り返します。この時、フライパンを少し火からはずして、柄にたいして直角に折ります。真っ直ぐではなく、両端を少し中へ折るようにして、オムレツの片側のカーブを作ります。
1/3を折り返す 片側のカーブを作る
- 箸またはフォークは、調理台におきます。右手をにぎってフライパンの柄をたたきながら、半熟状の卵液を柄の反対側のふちに移動させます。さらに柄をたたいて、しぜんに残り半分の卵液が返って、1/3の折り返した分にかぶるようにします。もう少し柄をたたきますと、全体がしぜんに返り、できあがりです。
- 左手に皿、右手にフライパンを持ち、オムレツの上になっているほうがそのまま表になるように、滑らせて、皿に移します。
柄をたたいて返す 皿に移す
- オムレツを作るときのいちばんのコツは、「強火で、手早く」です。
ちょっと一言
- 「プレーンオムレツ」のプレーンとは、卵液に具が入らないシンプルなことを意味します。
- 「ポイントはここ」に書いたオムレツの作り方は、「理想」です。はじめてオムレツを作る人には、少しムズカシイと思います。ちょっと箸をそえてあげると、形よく作りやすいです。
まず1/3を折り返し、片側のカーブを作り、フライパンの柄をたたいてふちに移動させるところまではいっしょです。
さらに柄をたたくと、少しふちから卵液の膜が出ます。それを、箸を使って手早く折り返してあげます。(しぜんに返そうと火の上で柄をたたきつづけていますと、だんだん卵液が硬くなってしまいます)
オムレツの形になったら、フライパンのふちにのせ、オムレツの横から箸を入れ、手前に倒すようにして返し、オムレツの表側を出します。あとは、皿に移します。
こうして、少し練習してから、しぜんに返すやり方に挑戦してください。
もう、ちょっと一言
- オムレツは焼くときに、バター大さじ1を使うと風味もよくおいしいのですが、カロリーが高くなります。カロリーが気になる人は、バター小さじ1くらいで焼いてください。その場合は、60kcal.ほど抑えられます。
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■どっちが大人?久しぶりに東京に出た。ホームに降り立った瞬間、頭がクラクラした。人の多さ、騒音のけたたましさに、心身の適応が追いつかない。いつものことだ。とりわけ駅構内の騒々しさは、山手線といわず地下鉄といわず、デモと火事場をミックスしたごとくである。
「○○行きの電車は××駅を出ました。まもなく到着します」「白線まで下がってお待ちください」「降りる人が終わってからお乗りください」「順序よくお乗りください」「まもなくドアが閉まります」「駆け込み乗車はお止めください」「発車しまーす」「ご乗車ありがとうございます」「小さいお子さんやお年寄りにお席をお譲りください」「つり革におつかまりください」「携帯電話はご遠慮ください」「つぎは渋谷、渋谷」「○×線はお乗換えです」「お出口は左(右)側です」「お忘れ物ないようお気をつけください」「ドア袋に手をはさまれないようご注意ください」「お降りの際は押し合わず順序よくお降りください」「ドアがひらきまーす」………
電車で1駅でも乗ろうとすれば、ざっとこんな具合に注意アナウンスのシャワーを浴びる。いやはや、ダイの大人がこうまで言われなくてはならないのか。園児か小学生低学年並みである。懇切丁寧を通りこして、人をバカにしている。この有様を、自力判断・行動できない日本人の「幼児性」を象徴すると揶揄した外国人がいたとかいないとか。まったくその通りで、こちらも日本人の端くれであることが情けなくなってくるのだ。
ところがである。「アンタのところもおんなじか」と肩を叩きたくなるようなニュースにお目にかかった。マックを食べ過ぎて肥満になったのは、マクドナルド社の責任だと告訴した事件である。肥満への警鐘を十分鳴らしてこなかった会社側が悪いというのだ。肥満児当人とその親たち多数による集団訴訟である。それがこの22日、米連邦地裁で判決が下りた。食いすぎは本人の責任であると。当たり前だろ! 罰せらるべきは、食うに任せて子供が肥満体になるまで放置した親たちであろう。
この種の珍妙なトラブルはほかにもある。電子レンジで猫を乾かしたら死んでしまった。禁止事項に記載していなかったメーカーが弁償せよと。ウソのようなホントの話である。また、米国内にあるトヨタのディーラーが、200ドルの割引券を配ったところ、500万円相当分の券を持ち込んで車と交換しろと要求した客がいた。その車名が「セコイア」というオチまでついた。
ペプシコーラがボトルキャップを○○個(たしか6000万円分だったような?)あつめたら、景品にジェット戦闘機を進呈というキャンペーンを張った。よもやあるまいと思われていたその数をあつめて、ほんとうにもってきた御仁がいた。ジョークで済まそうとしたのに、マジで応じたのだ。交換しろ、しないで揉めていた。どっちもどっちである。
さらにアメリカらしい、途方もないスケールで肝を抜くのは「タバコ訴訟」だろう。肺がんの危険があるのに、認知を怠ってきたといって数千億ドルの莫大な賠償金をタバコ会社に要求している裁判である。喫煙者が、その危険性を承知して吸っているにもかかわらず、損害賠償を求めたものだ。有害と分かって吸っていながら、結果、身体をわるくしてそう言うのである。訳が分からない。マックがNOで、こっちがYESというのも変だ。「自分のことは自分で責任をもつ」がモットーの国で、どうしてこうなるのか。日本人の常識からは想像を絶する。
このようなチグハグさは、「幼児性」をもつ国民の目からみても奇天烈きわまりない。両国民似たり寄ったりで、成熟度において大差なし。金が絡まないだけ、この国がマシか。日本人であることに悲嘆したことはなさそうである(??) (小笠原)
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