今 週 の レ シ ピ |
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◇クリスマスの料理に飽きたら…●もも肉と野菜の四川風和(あ)えもの 163kcal. 塩分1.2g
[材料] -4人分-
・鶏もも肉骨付き 1本(200g位) ◎A 塩 小さじ1/2 酒 小さじ1 ◎B 酒 1/2カップ 水 1/2カップ ・キュウリ 1本 ・モヤシ 100g ・春雨 40g ◎C(ソース) 鶏もも蒸し汁 1/3カップ 酢 大さじ1.5 砂糖 大さじ1.5 塩 小さじ1/2 トウバンジャン 大さじ1/2 ヂーマジャン 大さじ3 胡麻油(ごまあぶら) 大さじ1
[作り方]
- 鶏もも肉の骨のまわりに包丁を入れ、Aで下味をつけ、Bを加えた鍋で蒸し、冷まして手でさく。
- キュウリはせん切り。モヤシはさっと茹(ゆ)でる。春雨は茹でて水にとり、5〜6aに切る。
- Cを合わせて、ソースを作る。
- 皿に春雨をしき、モヤシ、キュウリ、鶏肉の順に盛り、充分に冷やす。食べるときにソースをかけ、全体をよく混ぜてから取り分ける。
ポイントはここ
- 火の通りを早くし、手でさきやすいように骨に沿って切り込みを入れます。
- キュウリは斜めの薄切りにしてから、せん切りにします。
- ソースには、コクのある蒸し汁を使いましょう。
ちょっと一言
- もも肉は運動量の多い部位で、筋肉は硬く、赤味が濃いほどよく脂肪があり、味は濃厚です。とくに骨の周囲の肉にうまみが多く、また骨からうまみの濃いエキスが出るので、煮込みや水炊きに使うとコクが出て、一層おいしくなります。
ちょっと提案 [材料] -4人分-
- あっさりとした「鶏ささみ」を蒸して、「鶏モモ肉」のかわりに具にしてみました。
ソースには薬味のように、ネギと生姜のみじん切りを加えて味に深みを加えました。
・鶏ささみ 100g ◎A 塩 少々 酒 小さじ2 ・キュウリ 1本 ・モヤシ 100g ・春雨 40g ◎B(ソース) 芝麻醤(ヂーマージャン) 大さじ2 豆板醤(トウバンジャン) 小さじ1 醤油 大さじ2 酢 小さじ2 砂糖 小さじ2 胡麻油(ごまあぶら) 小さじ1 塩 少々 鶏ささみの蒸し汁 大さじ2 ネギのみじん切り 大さじ2 生姜のみじん切り 大さじ2
[作り方]
- 鶏ささみは観音開きにして筋を取る。Aで下味をつけ、電子にレンジに3分かけて蒸し、冷まして手でさく。
- キュウリはせん切り。モヤシはさっと茹(ゆ)でる。春雨は茹でて水にとり、5〜6aに切る。
- Cを合わせて、ソースを作る。
- 皿に春雨をしき、モヤシ、キュウリ、鶏肉の順に盛り、充分に冷やす。食べるときにソースをかけ、全体をよく混ぜてから取り分ける。
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■子どもが料理が好きなわけクリスマスです。連日クリスマスケーキを作っています。先日も、 T 村キッズアカデミィーの小学生総勢23人が作りにきました。「土曜日体験学校」の一環です。こちらは助手3人と4人がかりで対応、大賑わいでした。
常設のジュニアクラスでもそうですが、男の子であれ女の子であれ、子供というのはなべて「料理」が大好きです。目いっぱい喜んで、じつに楽しそうにふるまいます。そんな光景を目にするたび、どうして大人になるとしなくなる(嫌いになる)のだろうという思いにとらわれます。
大人になっても料理が好きな人はたくさんいます。本格的にその道に進む人もいるわけで、一概にいえることではありません。統計上の数字から実証されているわけでもありません。それを差し引いても大半は、子どものときにあったあの目の輝きが失われてしまうのです。この30年間、子どもたち(ジュニアクラス)、そして大人たち(一般クラス)を見てきた体験から得たごくごく大雑把な印象ではあるのですが。
私なりに出した答えは二つです。ひとつは、それ(料理)を「義務」としてやるかやらないか。子どもにとって料理は、ときどきか、たまーにするものです。毎日手伝うことはあるでしょう。それはあくまで手伝い。責任はありません。気楽なのです。だから楽しい、うれしいのです。
大人はそんなわけにはいきません。日課です。義務です。お母さんたちは、日に3度台所に立ち、労働力だけでもたいへんなところへ持ってきて、同じメニューだったり、口にあわなかったりすると文句がでます。「人の苦労もしらないで」と思いたくもなります。あげくに、それがもとで病気になった健康をそこねたなどと、因果関係をウンヌンされたら立つ瀬がありません。その重圧たるやたいへんなものなのです。
もうひとつ挙げるとすれば、「経済性」でしょう。材料、調味料などの値段もさることながら、分量までは子どもは頓着しないのがふつうです。いわれた通り、あるいは自分が好きなだけ用意して使います。たとえば野菜など、使わなかった皮、葉っぱ、切れ端や余った部分の別メニューへの転用は考えません。惜しげもなく捨てたりもします。食べ残しも同じで、再利用は頭にないでしょう。
大人は経済観念が離れません。家計がついてまわります。食材の値段は、もっとも腐心するところです。そのうえでメニューのバリエーションを考えるのですから、とても楽しんでいる余裕はないかもわかりません。
もろもろの制約から自由な人間が、作ることも食べることもシンから楽しめる。と、いうことになりそうです。そこでハタと思い当たりました。「子ども」を「男性」に置き換えてみるのです。そっくり当てはまるではありませんか。膝を打ちたくなるほどです。
採算を度外視してかかるところなんか、まるでいっしょです。頼んでもなかなか腰をあげません。気が向くと気味わるいほど手伝い、おだてると喜んでやる、いちいち聞いてくる、格好をつけたがる、恩着せがましい、片付けは苦手…いやはや類似点だらけです。で、コツをつかむと意外に御しやすい?!
そこでこれからは、子どもの食育を考える同時に、男性のほうもアレコレ画策して"手なずける"。家事に引きずり込むのです。総がかりでコトにあたれば、それだけ負担が軽くなります。余裕ができます。そこから共通の喜びや楽しみがしみ出してきそうな気がするのですが、いかがなものでしょうか。
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