今 週 の レ シ ピ |
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当学園は今週(8月9日〜8月14日)は、夏休みのため休講となります。・アドバンスクラス(8月第2週)のメニューより
●マグロとトマトの炒め煮(中国風) 138kcal. 塩分1.3g
[材料] -6人分-
・マグロの切り身 300g ◎A 醤油(しょうゆ) 大さじ1 酒 大さじ1 片栗粉 大さじ5 揚げ油 ・日本葱(にほんねぎ) 2本 ・さやいんげん 6本 ・トマト 2個 ・紅生姜(べにしょうが)のみじん切り 大さじ1 ・炒め油 大さじ1 ◎B 醤油(しょうゆ) 大さじ1 塩 少々 酢 大さじ3 砂糖 大さじ3
[作り方]
- マグロは2cm角に切り、Aの中に15分位漬け込み、片栗粉をつけて油で揚げる。
- 日本葱は、3cm長さのぶつ切りにする。さやいんげんは、長めの斜めの薄切りにする。
トマトは、1cm角に切る。- 中華鍋に炒め油小さじ1位を熱し、日本葱を焼きつける。
- 残りの油を入れ、さやいんげん、トマトを炒め、紅生姜のみじん切りを加えて、さらに炒め、煮立てる。
- 合わせたBを加え、揚げたマグロを入れて、混ぜ合わせて仕上げる。
ポイントはここ
- 「マグロのあら(煮物用)」を買うと、いろいろな形のものが入っています。切ったものをAにつけてから、組み合わせて2cm角にして、片栗粉をつけ、揚げます。
下味付け 形をととのえる 唐揚げにする
- 日本葱は、細めのものを用意して、ぶつ切りにします。
- さやいんげんは、4〜5cm位の長さになるように斜めの薄切りにします。
- トマトは皮のまま、1cm角に切ります。汁も種もいっしょに使います。
- 中華鍋に少しだけ油を熱し、ぶつ切りの日本葱を焼きつけます。その香ばしさが、魚の生臭さを消してくれます。
- さやいんげん、トマト、紅生姜はいっしょに入れて、煮立ったら、Bで調味します。
- 揚げたマグロは、最後に混ぜるだけにします。長く煮立ててしまうと、衣がはがれてしまいやすいので、気をつけてください。
焼き葱を作る 紅生姜を加える マグロは最後に
ちょっと一言
- マグロは、筋や血合いが混ざっているところで充分。というより、刺身用の部分よりその方が、この料理はおいしくできます。
- 暑い夏は、片栗粉でとろみのついた「あんかけ」はちょっと重く感じませんか。トマト、紅生姜、酢の酸味で、豚肉より軽い「マグロの唐揚げ」に味付けした料理です。子どもの頃、母がよく作ってくれました。20年くらい前までは、ベーシッククラスのメニューでしたが、「マグロのアラ」が店頭から消え、授業ができなくなってしまいました。最近、スーパーにたくさん出回っています。この夏、ぜひ挑戦してみてください。
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■ちょっと、オカシイたまたま見ていたテレビのコマーシャルです。あらっと思うシーンにぶつかりました。食品会社のCMです。小学生の女の子が、朝食抜きのお父さんのためにと、炊飯器からご飯を手にとって握っています。出ている湯気の量から推して、炊き立てのご飯と思われます。となると、素手ではとても熱すぎて握れないはずです。子どもが真似たら、ヤケドしかねないと思うのですが。
目くじらを立てることではないかもしれません。重箱の隅をつついているわけでもありません。些細なことでしょうけど、ヘンはヘンです。
日に何遍となく流されるコマーシャルです。その影響力は小さくありません。ヘンと思いつつ、CMだからと軽く考えているうちに、いつの間にかそれが頭の中に刷り込まれてしまうことがあります。
恐竜が闊歩している間を、アリのような人間が逃げまどうというCMがありました。恐竜の時代は、人類が誕生するはるか以前ですから、共存はあり得ません。その知識がある人は、ニンマリ笑って見るでしょうが、中には、いっしょの時代があったと思い込んでしまう大人や子供がいるかも知れないのです。
こんなのもあります。
おみそ汁の宣伝です。朝、お母さんがおみそ汁を作っています。できあがって、家中におみそ汁のいい香りがただよい、つられて家族がパジャマ姿のまま台所に集まってきました。場面かわって、全員が食卓についておいしいおみそ汁をいただく。それはいいのですが、パジャマ姿のあと、大急ぎで洗顔して着替えしてみんなが食卓にそろうまで、10分くらいはかかったでしょう。その間に、おみそ汁は冷めています。きっと温め直したにちがいありません。煮直したおみそ汁はおいしいはずはないのです。まだ、あります。
先週とりあげた、通販の野菜切りセットのコマーシャルです。セットの中には、おろし金もついています。これを装着して、大根をおろします。お馴染みの人物が、いかにも慣れた手つきで、あっという間におろします。簡単に、しかも早くできるということを強調したいのでしょうが、大根が斜めになっています。大根をおろす場合、おろし金に直角におろさないと、おいしい大根おろしはできません。(「リンゴと柿のおろし和え」を参照してください)つぎに、CMではなくドラマの中です。
すし飯を作る場面がときどきでてきます。ご存知のように、炊き立てのご飯に合わせ酢を打つのですが、この「合わせ酢」を事前にきちんと作っておくといった場面は見たことがありません。酢、塩、砂糖を別々に入れたり、ひどいのになると、酢だけ入れて済ましています。まず「合わせ酢」を作って、それから一気にご飯にかけるのが本当です。さらに言えば、合わせ酢を入れるそばから団扇(うちわ)でおあっているのをよく見かけます。これも、手順としては感心しません。まず、合わせ酢を打っておいて、シャモジでご飯をしっかり切るように混ぜて全体に味をつけ、それから団扇とか扇風機でいちどきに冷ましてはじめてツヤのいいすし飯ができあがります。
以前、「あらっ、こんなところに牛肉が…」と歌ったコマーシャルに、「冷蔵庫にある牛肉を忘れるほど、日本の主婦は経済観念が薄くはありません」といった意味の視聴者からのクレームがついて、内容が変更されたことがありました。
それからすると、いま話したコマーシャルにはクレームがついていないということでしょうか。ヘンだと思わないのか見過ごしているのか、それともクレームをつけるほどのことではない? わたしには、おなじ次元のように思えるのですが。
制作する側としてはどうなのでしょう。ヘンだと気がつかないのでしょうか。オカシイと思われるとは考えないのでしょうか。ごまかし、まやかし、手抜きとは思いたくありません。ただ、CMであってもドラマであっても、しっかりした知識や情報のもとに作っていただきたいと願うのです。
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