今 週 の レ シ ピ |
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・特別講習のメニューより●ニラと細ネギの韓国風お好み焼き(チヂミ) 1枚 62kcal. 塩分1.0g
[材料] -12枚分-
≪生地≫ ・カキ 150g ◎A 薄力粉 200g 塩 小さじ1/2 卵 2個 かつお風味調味料 小さじ1/2 ・水 2カップ ≪具≫ ・細ネギ 1/2束 ・ニラ 1/2束 ≪タレ≫ ・浅月のみじん切り 大さじ1 ・おろしニンニク 大さじ1 ・白胡麻(しろごま) 大さじ1 ・唐辛子の粉 大さじ1 ・醤油 大さじ3 ・うまみ調味料 少々 ・切り海苔(のり) 少々
[作り方]
- カキは塩水でサッと洗い、ミキサーで液状にする。
- Aを合わせた中に、1のカキを加え、泡立て器で混ぜる。
- さらに水を加えて、よく混ぜる。
- フライパンに3を流しいれ、15cm位の長さに切った細ネギ、ニラをおき、落ちないように3を少しかける。
- 表面が乾いてきたら返して、少し焼いて皿にとる。
- タレをぬって、食卓に出す。
ポイントはここ
- カキは3%位の塩水(水:1カップ、塩:小さじ1)で洗い、ザルに入れてよく水気を切ります。貝柱に貝殻がのこっていないかを確かめてから、ミキサーにかけてください。
- Aとカキを混ぜた中に、さらに水を加えます。液の硬さは、泡立て器から混ぜた液が、きれいに流れる位がよいでしょう。
カキをミキサーに Aにカキを加える 水を加える
- 細ネギとニラは、15cm位の長さに切り、別々に用意します。
- フライパンは直径24cm位を用意してください。生地を流しいれ、固まらないうちに具をのせ、その上からさらに生地を少しだけかけます。返すときに具が落ちないようにするためです。
具は別々に 生地でおさえる 返して焼く
- 返してからは具が焦げないように気をつけて焼き、具を上にして盛り付けます。
- たれは材料と調味料をよく混ぜておきます。できればはけでていねいに塗って下さい。
ちょっと一言
- 初めて「チヂミ」を韓国の方からいただいたとき、このコクのあるおいしさは一体なにから作るのかしらと、とても不思議に思いました。「カキ」からのうまみと分かったときは、驚くと同時に、うなづけました。
もし、ちょっと「カキ」が苦手という方は、一度、ぜひ作ってみてください。ひょっとすると、「カキ」が大好きになるかも。【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■共食先週、テレビを買いに量販店に行ったときでした。ひとりのお客さんが店員さんと話していました。通り過ぎようとして、思わず聞き耳を立てました。話の内容が気になったのです。
中高年の男性で、単身赴任のようです。テレビ電話についていろいろ聞いていました。ケータイでも分かるように、いまは画面付きで電話のやり取りができる時代です。それも、静止画像ではなく動画、つまり映像で互いに交信ができます。
画面の大きいテレビ電話が、新聞やテレビコマーシャルでさかんに宣伝されています。8インチの卓上型で、パソコンにもつながります。そこで、私程度の貧弱な I T 知識の持ち主でも、つい想像をたくましくしてしまいます。単身赴任しているこのお父さんは、こう考えたにちがいない。おそらく、毎晩仕事から帰って、ひとりテレビを相手に晩酌でもやりながら夕食をとっている。そんな味気ない生活からぬけ出るために、テレビ電話を導入してみようかと。
ひとりで食事をするわびしさは、たとえようもありません。仕事とはいえ、それまでの日常生活を断ち切ってのひとり暮らしは、年齢をますほどつらいといいます。栄養のバランスを欠いたり、深酒に走ったり不規則な生活を送りがちです。帰宅しての食事も、野球やバラエティー番組が流れるテレビを見ながら(本当は見ていないかもしれません)というパターンが一般的ではないでしょうか。
テレビ電話があれば、ムードは一変するかもしれません。テーブルの上におきます。映っているのは正真正銘、自分の家族です。妻であり、子供たちです。あたかも目の前で、いっしょに食事をするがごときです。双方向の生中継ですから、向こうもこちらを見ています。場所はいつものお父さんの席でしょう。もちろん会話も交わせます。おなじ屋根の下にいて、ただ部屋をちがえているといったぐらいの感覚でしょうか。
いっしょにいなくても、「共食」できるというわけです。いつもと変わらない家族の団欒があります。単身生活をしているお父さんが、どんなものを食べているかも一目瞭然です。バランスのいい食事をアドバイスすることもできるし、自分でも作ってみたい、と言い出すお父さんのために、台所から生中継すれば、料理の作り方まで逐一教えることができそうです。
喜ばれるのは、単身赴任のお父さんばかりではありません。アパート生活をする大学生の息子さんや娘さん。あるいは、実家にのこしている老夫婦など、使い道はいろいろありそうです。
たとえば、実家が遠距離にある場合、お母さんやおばあちゃんの手料理に舌鼓を打つ機会は年に何度もないでしょう。帰ったはいいけれど、時間の関係でおぼえたい料理があってもじっくり習ってはいられない。でも、これなら大丈夫でしょう。便利なものができたものです。定額制で時間を気にする必要はなさそうです。それに、一方通行ではないので、“質疑応答”もそのつどできて細部にわたって教えを乞うことができそうです。
ただし、おばあちゃんやお母さんが、自分の味をしっかり持っているということが条件です。もしもそれがかなわないときは、どうぞ私を使ってください。お母さん、おばあちゃんになり代わってお手伝いいたします。それには、こちらもただ待っているわけにはいきません。家庭内には、これからさらに自由に高度に映像の送受信(双方向)が行き交うようになるでしょう。それについていけるよう、勉強しないといけないと思っています。
§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】 ichiban@kateiryouri.com
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