今 週 の レ シ ピ |
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・アドバンスクラス12月第3週のメニューより●フラワーサラダ 129kcal. 塩分0.6g
[材料] -6人分-
・レタス 6枚 ・セロリ 1/2本 ・リンゴ 1/2個 ・パイナップル(缶詰) 3枚 ・クルミ 5〜6個 ・クレソン 6本 ・マヨネーズソース 大さじ3 ・フレンチソース 大さじ3 ・塩、胡椒(こしょう) 少々
[作り方]
- レタスは冷水に入れてパリッとさせ、水気をよく切る。
- セロリは筋をとり、2cm位の斜めの薄切りにし、冷水で洗い、水気を切る。
- リンゴは1cm角切りにし、薄い塩水につけてから、水気をよく切る。
- 2、3をマヨネーズソースで和(あ)え、塩・胡椒で味をととのえる。
- パイナップルを、横2枚に薄く切る。
- クルミは、軽くきざむ。
- 大皿にレタスを敷き、その上にパイナップルをならべ、さらにその上に4を小高く盛り上げ、クルミをふりかけ、中央にクレソンを飾り、フレンチソースを添える。
ポイントはここ
- レタスはちぎらずに、大きいまま冷水につけてください。そのまま、大皿のまわりに敷いて使います。
- セロリは、切って冷水でサッと洗う程度にします。水につけると、水っぽくなりやすいです。
- リンゴは皮付きのまま、1cmの輪切りにし、1cm角に切ります。
1カップの水に、塩小さじ1/2を入れた位の薄い塩水に入れ、変色を防いでください。- セロリとリンゴをマヨネーズソースで和え、かならず味見をしてください。味が物足りないときは、塩・胡椒(こしょう)で味をととのえてください。
- 大皿にレタスを6ヶ所敷き、その上に薄切りのパイナップルとセロリ、リンゴをのせ、これにクルミをふりかけます。レタス1枚にのった分を1人分として取り分け、クレソンを添えます。好みでフレンチソースをかけて、全体を混ぜて食べてください。
ちょっと一言
- クリスマス料理のサラダには、フルーツがよく使われます。缶詰のフルーツのほかにリンゴ、イチゴ、キウイ、オレンジ、グレープフルーツ、バナナなどいろいろな組み合わせを楽しんでください。
- クルミの代わりに、丸粒アーモンドもおいしくいただけます。150℃のオーブンで、5分位焼いてきざんだものを使います。
- サラダは美しく盛り付け、食卓で「目」で楽しんだ後は、ドレッシングをかけて、全体をよく混ぜて取り分けるほうがおいしくいただけます。でもこのサラダは、1人分ずつ取り分けるような盛り付けになっています。各自の皿に取ってから、充分混ぜて食べてください。
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■腕でカバー「先生、使って!」
こういって、ドサッと野菜が届けられました。大根、大根葉、白菜など自分のところでとれたものばかりです。もう何年もお稽古に通っている60代の生徒さんで、農業はしていますが、農家ではありません。自営業です。
「いっぱい余って、先生とこじゃ、何かに使ってくれるら」
と、季節を問わずいろいろな野菜や果物を持ってきてくれます。今秋も、梨のほか柿はすでに二度にわたっていただいています。ほかにも、自家製の生産物をくださる生徒さんがいます。モモとブドウの農家で、自身はサラリーマンの男性。農業は継がないといいながら、いろいろなものを植えては収穫しています。先日も大根に白菜、カブ、大豆に小豆、ユズ、キウイ、ゴマをもってきました。
ジャガイモやサツマイモ、チンゲンサイのときもあれば、土の付いたネギだったり、ときどき朝採りしたものを、会社へ行きがてら寄って置いていってくれます。急いでいるときなど、玄関先に無断で(?)積んでいくので、びっくりすることがあります。夏は夏で、ピーマン、ナス、キウリ、トマト、ニンジン、オクラなど八百屋さんの出前よろしく運んでくれます。
モモやブドウの季節となるとたいへんです。家が農家という生徒さんがたくさんいますから、「はねだし」や「売り物」を産地直送でいただきます。ほかの生徒さんにおすそ分けしようとしても、もらってはくれません。自分のところで作っているか、方々からいただくからです。都会や他県の人からみれば、うらやしいと思われるでしょう。(海に近いところでは、海産物がそんな風でしょうか)
ほかに、養蜂が趣味の男性の生徒さんからは蜂蜜が、びっしり詰まったクレソンをバケツごと提げてきてくれる生徒さんもいます。製品で通りそうなりっぱな蜂蜜ですし、クレソンも自宅の屋敷内に自生しているそうですが、売っているものよりずっと新鮮でおいしいです。
毎年梅を漬けますが、いつももらっている親戚が不作だったことがあり、生徒さんにたちに一声かけました。集まりすぎて、断るのに一苦労でした。つい、お金もこんなだったら、などと要らぬ愚痴が出たほどです。
いただき物には、バラツキがあります。穴が開いていたり曲がっていたり、大きすぎたり小さすぎたり、ときにはナメクジ、カタツムリ、毛虫、青虫がご愛嬌にのってきます。出荷商品ではありません。自家消費用として作られているので、徹底した管理の必要がないのです。
形はどうあれ、旬の物に変わりありません。ゼイタクをいってはバチがあたります。とくに今年は台風の被害で野菜が不足し、価格が高騰しています。かわりに、国外から大量の野菜が輸入されて、通常の百倍を超えるといいます。
輸入物は、どうしても残留農薬など安全性に不安があります。そんな中、身の回りでこうして簡単に手に入るのはたいへんありがたいことです。不揃いでも味はかわりません。形は腕でカバー(!)です。おでんを作るから大根をというのではなく、大根があるからおでんや風呂吹きを作ろう、といきたいもの。それにはレパートリーの広さがモノをいいます。
ともかく、「地産地消」の喜びをひとしお実感するこのごろです。
§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】 ichiban@kateiryouri.com
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