今週 の レ シ ピ |
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・専攻科のメニューより
●牛肉のオイスターソース炒め
[材料]
・牛肉 300g ◎下味つけ用 塩・胡椒(コショウ) 少々 卵白 1個分 片栗粉 大さじ1 ・揚げ油 ・にんにく・生姜(ショウガ)・長葱 少々 ◎A 中華出汁 大さじ2 オイスターソース 大さじ2 醤油(しょうゆ) 大さじ1 砂糖 小さじ1 胡椒 少々 ・炒め用油 大さじ2 ・酒 大さじ1 ◎B 片栗粉 小さじ1 水 小さじ2 ・ほうれんそう 200g(1束) 炒め用油 大さじ1 ◎C 塩 小さじ1 湯 1カップ
[作り方]
- 牛肉は一口大に切り、塩、胡椒をし、卵白を加え、よく混ぜ、片栗粉を振り入れて混ぜ、油通しする。
- にんにく、生姜、長葱をみじん切りにする。
- 中華なべに油を熱し、ほうれんそうを長いまま炒め、Cを加え、ふたをして蒸し煮し、汁気を切って皿に敷く。
- 中華なべに油を熱し、2を炒め、1の牛肉を加え、酒をふりかけ、Aで味をからませるように手早く炒め、Bの水溶き片栗粉でとろみをつけて仕上げる。
- 3のほうれんそうの上に4に肉を盛り付ける。
ポイントはここ
- 牛肉の下味付けは直径20cmくらいのボールに入れ、まず、塩、胡椒を手でもみこみます。その味が逃げないように肉の表面を卵白で包んであげます。卵白はひとつのかたまりのようですから、やはり手で充分くずすようにして、肉を包んであげてください。
さらに、片栗粉でおおって、油通し(130〜140℃の油に入れ、「煮るように」肉に火をとおすこと)をします。
下味付けは手を使って 油通しの後は油をよく切る
- ほうれんそうは根の部分がばらばらにならない程度にととのえます。もし、株が大きかったら2つか3つに切り分けてもいいでしょう。 長さはそのまま、油で炒めます。塩を溶いた湯を加え、ふたをして、蒸し煮にします。ほうれんそうの茎の太さにもよりますが、蒸し煮の時間は1〜2分程度。 ザルにとって、よく水気を切ります。
油で手早く炒める ふたをして蒸し煮 皿に盛る ほうれんそうをゆでるには、湯を沸かす時間がかかります。日本料理のおひたし、胡麻和えなどには向きませんが、中国料理の炒め物の下準備には短時間で火が通せますので、便利な方法です。他に、インゲン、にんにくの茎、小松菜、青梗菜などにも使うと便利です。
- にんにく、生姜、日本葱のみじん切りを焦がさないように、中華鍋の油を熱くしないうちに炒め始めます(1)。香ばしい香りになったら、油通しした牛肉を加え(2)、まず、酒を振り入れ、アルコール分を飛ばします(3)。それから調味料を入れ(4)、手早くからめ、水溶き片栗粉でとろみをつけて仕上げます。
(1) (2) (3) (4) 酒だけ先に加えるのは、中華出し汁の量が少なく、手早く仕上げるため、酒のアルコール分が他の水分といっしょでは抜けにくいからです。
ちょっと一言
- 牛肉そのものをオイスターソースの風味でいただく料理です。したがって、まわりに添える「青味」の野菜はほうれんそうに限らず、「青梗菜」「小松菜」などの葉物、「いんげん」「さやえんどう」などの豆類、小房に分けた「ブロッコリー」、「にんにくの芽」・・・色々と試してみてください。
【野口料理学園】
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