今週 の レ シ ピ

我が家の味をお正月料理に

●豚肉の昆布巻き

豚肉の昆布巻き [材料]
・昆布長さ50cm2枚
・干ぴょう長さ15cm24本
・豚もも肉200g
・酢大さじ1
◎A
  出汁(昆布のつけ汁)2.5カップくらい
  醤油(しょうゆ)大さじ3
  砂糖大さじ2
  みりん大さじ1
  塩小さじ1/3

[作り方]

  1. 昆布は固く絞ったぬれ布巾でよごれを軽くふき、3カップくらいの水につけて戻し、1枚を3等分に切る(1/3が18cmくらいになる)。
  2. 干ぴょうは洗って塩でもみ、もう一度よく洗い、水につけて硬めにもどし、長さ15cmに切って24本用意する。
  3. 豚もも肉は塊を1.5cm角の棒状に切る。
  4. 2の昆布に4の肉をおいて巻き、4ヵ所を干ぴょうで縛(しば)る。
  5. 鍋に5を並べ、出汁(昆布のつけ汁)を入れ、酢を加え、中火で30分くらい煮る。
  6. 軟らかくなったら、Aを加え、弱火でさらに20分くらい煮る。
  7. 盛り付けるときに4つに切りそろえる。

ポイントはここ

    昆布を水につけて戻す
  • 昆布は表面においしい出汁の成分がありますので、洗ったりしないこと。よごれがあるようなら、固く絞ったぬれ布巾で 軽くふきとるようにします。
  • 昆布は用意した水に端から少しずつ入れながら軟らかくしていき、全体が水についたらそのまま充分戻します。
  • 昆布は水を含んで戻りますから、乾いていたとき50cmだったものが少し長くなり、3等分すると1/3が18cmくらいになります。
  • 干ぴょうは水につけ、しんなりしたら水を捨て、塩をかけて、よくもみ洗いをします。塩を洗い流して水につけ、煮物にするよりは固めに戻します。昆布が充分軟らかくなるまで煮ていると、干ぴょうが煮崩れてしまいやすいのです。
  • 豚肉はもも肉、または肩肉を塊でもとめ、なるべく長めの棒状に切ります。肉は火が通ると縮みますので、できれば長さ18cmより長めに切ってください。足りないときは2本を少し重ねるようにして使います。
  • 昆布の手前に肉を置き、くるくるとしっかり巻き、干ぴょうでしっかり縛ります。縛り方は「結びきり」、蝶結びや縦結びにしないように。

    肉を手前におく 干ぴょうで4ヵ所結びきり

  • 鍋に重ならないように昆布巻きを並べます。直径21cm深さ6〜7cmの浅い鍋が煮やすいと思います。
  • 出汁は昆布のつけ汁を使います。昆布巻きにかぶる程度いれます。鍋の大きさにもよりますが、だいたい、2.5カップくらいです。したがって、昆布を戻す水は3カップくらいにしておけば、おいしい昆布出汁として使えます。
  • 調味料を入れる前に「酢」を加えると軟らかく煮えます。
  • 調味料を入れて弱火で煮て、昆布や干ぴょうが軟らかく煮え、煮汁が少し残るくらいに仕上げてください。
  • 調味料の分量は目安です。少し控えめにして、煮始め、好みで足していってください。

    酢を加えて煮る 調味料を入れてさらに煮る

  • 盛り付けるときに長さをそろえて切ります。端も切リそろえた方がよいでしょう。
ちょっと一言
  • 私は魚が大好きなので、昆布巻きの中身は身欠きにしんにします。魚が苦手だった母は「豚肉」や「鶏肉」を巻いた昆布巻きをよく作っていました。弟も肉のほうがお気に入りでした。
    お正月にはちゃんと、私のために「にしん」も煮てくれました。2種類の昆布巻きが我が家の重箱には入っていました。
  • 身欠きにしんはなかなか軟らかくなりません。初めて昆布巻きに挑戦する場合は「早煮昆布」を使い、中身を肉にして煮てみてください。
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【野口料理学園】

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