今週 の レ シ ピ |
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イランの友人から
●レンズ豆と牛肉の煮込み(レンズマメと肉を使ったホレシュテ・ゲイメ)
[材料] -4人分-
・レンズ豆 100g ・牛肉 200g 塩 小さじ1/2 胡椒(こしょう) 少々 ・玉葱 中1個 ・サラダ油 大さじ1 ◎A トマトホール缶 100g ウコン 少々 ◎B 水 2カップ 固形スープの素 1個 ・すだちの乾燥した皮 1個分 ◎C 塩 小さじ1 シナモン 少々 コショウ 少々 サフラン 少々 ・茄子 2個 揚げ油 塩 少々
[作り方]
- レンズ豆は1時間水に浸しておき、ざるにあげて充分、水気を切る。
牛肉は2cm角に切り、塩、コショウで下味をつける。
玉葱は1cm角に切る。- 鍋にサラダ油を熱し、玉葱が少ししんなりするまで炒める(約1分間)。
- 水を切ったレンズ豆を加え、さらに炒める。、
- Aを加えて混ぜ合わせ、牛肉をを加え、表面の色が変わるまで炒める。
- Bを加えてふたをして35〜40分煮込む。途中ですだちの乾燥した皮を加える。
- レンズ豆と肉が柔らかく煮えたら、Cを加えて味を調えて仕上げる。
- 茄子はヘタを取り、1個を4等分の放射状に切り、170℃以上の油で揚げる。
- 仕上がった煮込みを盛り、茄子をのせる。
ポイントはここ
- 「ホレシュテ・ゲイメ」は肉とレンズ豆の煮込み料理です。羊肉、牛肉などが使われるそうですが、日本では牛肉が使いやすいように思います。
- 牛肉は2cm角くらいが作りやすいようで、「ビーフシチュー」の肉よりは小さく切るとのことです。
- 玉葱、レンズ豆、牛肉を炒めてから煮込みますので浅めの平鍋(今回は直径21cmの鍋)を使った方が炒めやすい気がします。
玉葱を炒める レンズ豆を加えてさらに炒める
トマト缶を入れる 肉を加えて炒める
Bを加えてふたをして煮込む 途中ですだちの皮を入れる
- レンズ豆と肉が柔らかく煮えているかを確かめて、塩、シナモン、コショウ、サフランを加えて味見をして仕上げます。
- 茄子はヘタを取り、小さ目なら縦4つ割り、大き目なら縦6〜8つ割りに切り、170℃より高めの油で揚げます。温度が低いと茄子の紫色が変色します。
茄子を放射状に切って170℃以上で揚げる 煮込みの上に盛る
ちょっと一言
- 「ホレシュト」はイランの代表的な家庭料理で、メインとなる食材の名前が付けられています。肉とレンズマメを使ったのは「ホレシュテ・ゲイメ」と言われています。
- 肉を柔らかく調理するため、イランの家庭では長時間煮込む料理法が使われているとのこと。羊肉を使うときは圧力鍋を使うこともあると友人から聞きました。
- 少し酸味を加えるために「すだちの皮の乾燥したもの」を加えます。私は友人からいただきましたが、代わりには「乾燥レモン」「乾燥ライム」または「レモンジュース」「ライムジュース」(いずれも大さじ1位)はどうでしょうか。
- 茄子をいっしょに食べるのはイランの北の地方、南の地方は細身に切ったポテトをフライにしたものをのせて食べるとのこと。
- この料理と一緒に「バスマティごはん」という炊き込みご飯を教えてもらいました。「インディカ米」を使い、とてもユニークな炊き方です。煮込み料理といっしょに食べて、とてもおいしかったです。
●バスマティごはん
[材料] -4人分-
・インディカ米 3合(540cc) ・水 3.5合 ・サラダ油 大さじ1,5 ・塩 小さじ1 ◎A 溶かしバター 30g サフラン 少々 湯 50cc
1 米を45分分量の水につける。
2 サラダ油と塩を加えて、炊飯器で炊く。
3 炊き上がったら、湯に溶かしたサフランと溶かしバターを加え、炊飯器の内釜をやや弱火に20〜25分かける。中の蒸気が逃げないようにタオルを巻いたふたをする。
4 内釜の底を冷たいタオルでよく冷やす。
5 内釜に大きめの皿をかぶせ、釜を逆さにし、2〜3回ふり、皿にあける。
インディカ米 サラダ油と塩を加えて炊く 炊き上がりにサフランとバター
内釜を直火に 内釜の底を冷やし、大皿をかぶせる 皿にあける
- 日本の米で、私も挑戦してみましたが、インディカ米のようにうまく炊飯器の内釜から「スポッ」と抜けませんでした。ちょっとおこげの多いバターライスができました。そこでご飯を蛇の目型に詰めて皿に抜き、茄子を飾り、中心と周りに煮込みを盛ってみました。好きなだけ自分の皿にとり分けてみてはいかがですか。
【野口料理学園】
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