今週 の レ シ ピ |
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●とんかつ
[材料] -2人分-
豚肉背ロース 2枚(1枚160〜180g) 塩 小さじ2/3 コショウ 少々 ◎A 小麦粉 適宜 卵 1個 パン粉 適宜 揚げ油 適宜 ◎付け合わせ キャベツ 200g トマト・キュウリなど 適宜 ◎ソース 好みのとんかつ用ソース 辛子
[作り方]
- 豚肉はすじ切りをして、肉たたきでしっかりとたたく。
- もとの大きさまでもどして、形を整える。
- 塩・コショウで下味をつけ、10〜15分おく。
- 小麦粉、卵、パン粉の順に肉にまぶし、10〜15分おく。
- 揚げ油を170℃に熱し、中火より少し強火で2分揚げ、かえして2分、火を弱くして1分揚げる。
- 油が落ち着いたら、2〜2,5p幅に切って皿に盛る。
- 付け合わせにキャベツの千切りをたっぷり盛り、トマトやキュウリを添えても良い。
- 好みのとんかつ用のソース、辛子などをつけながらいただく。
ポイントはここ
- とんかつには豚肉の色々な部位でつくることができますが、我が家では「背ロース」をよく使います。1枚160〜180gにちょっと厚めを用意して、すじ切りをします。
豚の背ロース しっかりとすじ切りをする。
- 肉たたきでしっかりたたきます。思いっきりたたいてください。形なんて気にしないで、3〜5mm位になって、切れてしまうところがあっても大丈夫です。こうすることで、本当に柔らかく食べられます。
- 肉を最初の大きさくらいになるようにもとに戻していきます。
しっかりたたく もとの3〜4倍までたたく もとの大きさに戻す。
- 塩・コショウで下味をつけ、10〜15分おきます。
- 小麦粉、卵、パン粉の順に肉にまぶし、10〜15分はおいてください。すぐに揚げると、パン粉が落ちて、揚げ油が汚れます。しばらく置くことで、パン粉が落ち着いて、落ちにくくなります。
塩コショウで下味 小麦粉・卵をつける パン粉をつけて、おいておく
- 揚げ油の温度は、野菜のかき揚げ(千種揚げ)より少し低めの170℃位が良いでしょう。160〜180gで厚みが1,5cm位の場合、油に入れて2分、返して2分、火を弱めて1分で油から出し、油が落ち着くまで網の上に置きます。
肉のまわりで油が落ち着くまで 揚がったカツの油が落ち着くまで
- 熱々のうちに、巾2〜2.5cmに切って皿に盛ります。キャベツの千切り、トマト、キュウリなどを添えてください。
- キャベツの千切りは「鯵のフライ」を参考にしてください。用意するのはとんかつを揚げる前にしましょう、熱々のとんかつを食べるために!!
- ソースは・・・?お好みで!!ウスターソース、中濃ソース、とんかつソース、トマトケチャップを混ぜてもいいでしょう。洋辛子の辛さもあうでしょうし、マスタードの風味もおいしいと思います。
ちょっと一言
- 「かつ丼」と聞けば・・・山梨ではどんぶりごはんの上にとんかつを食べやすく切ってのせ、付け合わせのキャベツものっています。それにウスターソースをかけて、いただく物なのです!!
小学生のころ、父の故郷(埼玉県秩父郡)へ夏休みに行ったときのこと。伯父さんの家に行くバスを待つ間、食堂で昼ご飯を食べました。私は「かつ丼」を注文。出てきた丼の蓋を開けて、びっくり!!「かつ丼」を頼んだのに、「煮かつ丼」が出てきたのですから・・・つまり、玉ねぎといっしょにかつを煮て、玉子とじにしたものがごはんにのってきたのです。山梨ではこれはかつ丼ではないのです。「煮かつ丼」というのです。
かれこれ30年以上前、ラジオだったかテレビだったか、「なぜかつ丼と煮かつ丼があるのか?」という取材を受けたことがありました。いろんな説があることを調べたのですが、そのひとつ、甲府の蕎麦屋さんが東京に行って、「洋食屋さん」でとんかつを食べ、おいしいから、店で出そうと思ったけど、肉皿がなかったので、「丼」に全部をのせてだした・・・ちょっと納得したことを覚えています。
もし山梨にいらして、「かつ丼」が食べたい場合は、お店で確かめた方がいいでしょう・・・「煮てあるかつ丼ください」って言った方がいいのかも・・・- とんかつの豚肉を、肉たたきで思いっきりたたく方法は、東京のあるとんかつ屋さんの方法です。そこのとんかつは「はしで切れる」とか。「カツサンド」も柔らかくておいしいと評判のようです。
ある勉強会で、そこの方から教えてもらいました。ほんとに思いっきりたたいて、ちゃんともとに戻して、形をととのえて、一度揚げてみてください。本当に柔らかくおいしくいただけます。【野口料理学園】
§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】 ichiban@kateiryouri.com
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