今週 の レ シ ピ |
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正月料理の焼き物に、縁起が良い「出世魚」のぶりを使って
●ぶりの照り焼き
[材料] - 6人分-
・ぶりの切り身 1枚80g位6枚 ◎A 醤油 大さじ4 みりん 大さじ2 砂糖 大さじ2 水 大さじ4 ◎B 片栗粉 大さじ1/2 水 大さじ1/2 ◎付け合せ 小蕪のアチャラ・カリフラワーのピクルス 茹でた青味(ブロッコリー、さやえんどう) プチトマト、ラディッシュなど
[作り方]
- たれの作り方 直径15cm位の鍋にAを合わせ、火にかけ、20~30%、煮詰めてから、合わせたBを入れ、とろみをつける。
- ぶりの切り身は2切れに切り、金串に一枚分(小2切れ)をさす。
- 焼き方 はじめは両面を強火で素焼きにする。ブリの色が白っぽく変わったら、少し火を弱め、刷毛でたれを塗リ、乾いたらまた塗ることを繰り返す。たれに少し、焼き色がついたら火からおろす。
- 串を抜いて、皿に盛り、付け合わせを添える。
ポイントはここ
- たれにとろみをつけるのは、合わせた調味料を少し煮詰めてからにします。はじめから片栗粉を入れてしまうと、煮詰めている間、かき回していないと、鍋の底の方だけにとろみがついてしまいますから。
- 金串の打ち方は金串が先に行って広がるように、「末広」に打ちます。ブリの切り身の幅を半分に切ると、5~6cm幅で、金串を2本打ちます。
たれは煮詰めてからとろみを 金串は末広にうつ
- 最近の家庭の台所で炭火で調理するのは難しいと思います。ガスコンロで焼き魚をする場合は、ガスのほのおが直接あたると焦げやすく、だからといって弱火にするとおいしく焼けません。
魚焼き用の網を買うと金属製の受け皿がついていますネ。網と受け皿をはなして、鉄弓(金属製の台)の下に受け皿をおき、 ガス台にのせて使うと、ガスの炎が直接材料にあたらず、きれいに焼けます。
鉄弓(金属製の台)がない場合はクッキーやせんべいの缶の底を切り取り、使ってみてください。
焼き網と受け皿 鉄弓(てっきゅう) 缶の底を切り取ったもの
- 焼き始めたら、金串を回します。魚や肉類は火が通ると縮んで、金串を締めてしまいます。焼き上がったとき、金串が外れにくく、無理をすると身が崩れてしまいます。金串を回すこと、くれぐれもお忘れなく。
- 焼き始めは強火で、両面が白っぽくなるまで素焼きにします。そのあとはたれをつけながら焼きますので、少し火を弱めます。塗ったたれが乾いたら、重ねるようにまた塗ります。両面を3~4回、たれをつけながら焼けば、味がついて、火が通ると思います。
強火で両面を素焼き 少し火を弱めてたれをつけて焼く
- 焼き上がったら、金串を回しながら静かに抜きます。この時、魚の際は金串が非常に熱くなっていますので、くれぐれも触らないように。
- 付け合せは、酢漬けの野菜(小蕪のアチャラ・カリフラワーのピクルス)、茹でた青味(ブロッコリー、さやえんどう)、彩にプチトマト、ラディッシュなどが合うと思います。
ちょっと一言
- お正月料理の焼き物として、ぶりの照り焼きを重箱に入れる場合は一切れを3~4切れと、少し小さ目に切って焼くと重箱に入れやすいです。
- 焼く量にもよりますが、もし、80gくらいを2~3切れ分なら、たれは半分で充分だと思います。その場合は少し深めの電子レンジに入れられる容器に片栗粉まで入れて、よく混ぜて、500~600Wで1分30秒、かけます。出して、もう一度よく混ぜて出来上がりです。
【野口料理学園】
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