今週 の レ シ ピ |
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ケールを使った《ブラジル料理》
●カルドベルジ(Caldo Verde)
[材料] - 6人分-
・ポテト 500g ◎A 水 5カップ 固形スープの素 1個 ・玉ねぎ 1/2個(120~150g) オリーブ油 大さじ1 ・ソーセージ 100~120g ・ケール 大2~3枚(120~150g) ・ベーコン 50g(厚さ5mm) ◎B 塩 小さじ1 胡椒 少々 ・パセリのみじん切り 少々
[作り方]
- ポテトは皮をむき、1個を6~8個の乱切りにする。鍋にAとポテトを入れ、火にかけて柔らかく煮ておく。
- 玉ねぎはみじん切り、ソーセージは7~8mm厚さ斜め切り、ケールはできるだけ細い千切りにする。
- ベーコンは5mm角に切り、フライパンでカリカリに煎っておく。
- ポテトとは別の厚手の鍋にオリーブ油を入れ、玉ねぎを色をつけないように、しんなりするまでゆっくりと炒める。
- ポテトのゆで汁2カップ分くらいを4の鍋に入れる。
- ポテトをゆで汁と一緒にミキサーにかけ、5とソーセージを入れて煮立てる。
- 焦がさないように弱火でさらに5~6分、ケールを入れて3分くらい煮て、Bで味をととのえて仕上げる。
- 深めの器か、スープ皿に盛り、3のベーコンとパセリのみじん切りを散らす、
ポイントはここ
- ポテトは 1個100~120gを4~5個で500g用意し、それを1つ6~8個の乱切りにします。大体大きさをそろえると、同じくらいに全部が柔らかくなります。
スープの素は固形でも、粒状でも大丈夫ですが、チキンか、ビーフ風味がいいでしょう。
ポテトは1個6~8個の乱切り 水とスープの素を入れて煮る
- 玉葱のみじん切りはできるだけ細かく、ケールはできるだけ細く切ります。ケールの芯は取り除いて、別に細かく切って葉の部分と混ぜます。
- 5mm厚さのベーコンを5mm角に切り、フライパンでカリカリに煎ります。食べるときにピュレに入れますので、小さい器に入れて食卓に出します。
芯は切り取り、細かく切る 葉は、細く切る ベーコンを煎る
- 色を付けないように炒めた玉ねぎにポテトのゆで汁を2カップほど加えます。ポテトの鍋に、「ハンディーミキサー」を入れてピュレ状にするのに、水分が多すぎると周りに汁が飛び散る恐れがあります。あまり水分が少なくてもハンディーミキサーが機能しにくいでしょう。
玉ねぎを炒めて、煮汁を加える ハンディーミキサーでピュレ状に
- ピュレ状のポテトと煮汁を入れた玉ねぎをいっしょにして、ソーセージを加えて、煮たてたら、こがさないように弱火で5~6分煮ます。
- 最後にケールを入れて3分くらい煮て、塩胡椒で味をととのえます。
ポテトと玉ねぎをいっしょにする ソーセージを入れて煮る ケールは最後
ちょっと一言
- リオデジャネイロ出身のポルトガル語の先生が紹介してくださった料理です。
「Caldo」は一般的には「出汁」。でもいろいろな使い方があるようです。この場合、「ポテトスープ」と言うよりは、「ポテトピュレ」と行ったほうが合っていると思います。
「Verde」は「緑色」のこと。ケールをたくさんいれることから、この名前になったとか。
これはちょっと濃厚なので、スープのように飲みたいと思ったら、牛乳を加えて、飲みやすい状態にしてみてください。それは「Sopa Verde」で「緑のスープ」です。- ブラジルではポテトをペーストにする道具がありますから、元のレシピには「ポテトが柔らかくなったら、煮汁と分けてつぶして下さい」とあります。さらに「つぶしたポテトを煮汁といっしょに炒めた玉ねぎの中にいれる」とあります。道具の都合上、今回は2カップだけ煮汁を玉ねぎの鍋に入れ、煮汁を残した状態で、ハンディーミキサーを使いました。
ミキサーまたはフードプロセッサーを使う場合はポテトと、煮汁を分けてみてください。- 「ケール」はブラジルでは「コービマンテーガ」と言われ、スーパーでもフェイラ(青空市場)でもたくさん売ってます。日本でも最近はいろいろな種類の「ケール」が売られるようになってきました。サラダ用もあります。栄養的にもとても優れた野菜です。ほとんどが、ちょっと繊維が固いので、できるだけ細く切って使ってみてください。
【野口料理学園】
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