今週 の レ シ ピ |
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母の昔のレシピから その15 果物を使って
●廿世紀の白和え
[材料] -4人分-
・廿世紀(梨) 1/2個 ・胡瓜 1/2本 塩 少々 ・きくらげ 3個 ◎和え衣 白胡麻(しろごま) 大さじ1 豆腐 大1/2丁(250g) 砂糖 大さじ1 酒 大さじ1 塩 小さじ1/2 醤油 小さじ1 味噌 小さじ1 [作り方]
- 豆腐は手で軽くつぶして、熱湯に入れ、一煮立ちさせ、湯を切り、ふきんで包んでしっかり水気をしぼる。
- 廿世紀(梨)は皮をむき、4㎝長さ5㎜角の棒切りにする。
- 胡瓜は板摺をして、梨と同じ大きさに切る。
- 梨と胡瓜に軽く塩をする。
- きくらげは水で戻し、細切りにする。
- 香ばしく炒った胡麻をすり鉢に入れてよくすり、1の豆腐を加えてすり合わせ、和え衣の調味料を加えてさらにする。
- 梨と胡瓜の水気をふき取り、6で和え、きくらげも加えて混ぜ、小鉢に盛る。
ポイントはここ
- 豆腐は、木綿豆腐のほうが水気が少なく、扱いやすいと思います。手で軽くつぶして、熱湯に入れます。
豆腐が冷たいので沸騰がおさまりますが、つぎに煮立ったらザルに上げてよく湯を切ります。かならず、中心まで熱くしてください。
ふきんに包んで、しっかり水気をしぼります。
熱湯で茹でる ふきんにとる しっかり水気をしぼる
- 梨と胡瓜は同じ大きさに切り、軽く塩をします。2つとも水気が多いので塩をすることで、水気を浮かせ、ふき取ります。
梨の切り方 長さ4㎝・5㎜角 胡瓜の切り方 長さ4㎝・5㎜角
塩を軽くふり、15分くらい置く 浮いた水気をふき取る
- 胡麻は「煎りごま」の場合でも、する前に一度温めるとよい香りになります。電子レンジに1分ほどかけてみてください。
- 胡麻をすって「プチプチ」という音がしなくなるまですります。そこに水気を絞った豆腐を入れます。
「プチプチ」という音がしなくなるまでする 水気を絞った豆腐を入れる
- なるべく盛り付ける直前に、梨・胡瓜を混ぜます。水気で味が薄まらないためです。
- きくらげは盛り付けてから天盛りのように飾ってもいいでしょう。
梨と胡瓜を和える きくらげを混ぜる
ちょっと一言
- もう、60年以上前、私が小学生のころ、梨といえば「廿世紀」、私のおぼえでは鳥取県が産地・・・いつからか果物売り場から消えてしまったような・・・そして、毎年のように、新品種が出てくるので、とても覚えきれない。梨だけに限らず、かんきつ類、ブドウ、モモ、リンゴ・・・本当にいろんな名前で出ています!!
もうこの品種は栽培されていないのかと思っていました。なんと今年の9月初め、果物農家の友人が、「こんなのが仲間から送られてきたよ」と届けてくれました。鳥取ではなくて、京都でしたが・・・私が、よく、「廿世紀」はもうつくってないのかしら・・・と言っていたのを覚えていてくれました。
早速、一つ、そのまま味わってみました。子供のころ食べたのより、ずーっと甘い?!と思いました。古いレシピを出してきて、「白和え」を作ってみました。最初はいつも作る「野菜の白和え」の和え衣で、作ってみましたが、よく言えば「優しい味」、・・・というより、味が一つ決まってないと思いました。
今度は母のレシピを基に、「廿世紀」が以前より甘いことを味作りに取り入れてみました。いかがでしょうか。- 実は、「廿世紀」の話を別の友人にもしたことがあったのですが、その方も、道の駅で見つけてきてくれました。山梨県でも栽培されていました。
【野口料理学園】
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