今週 の レ シ ピ |
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母の昔のレシピから 16 缶詰を使って
●鮭のそぼろ粉ふき芋添え
[材料] -4~5人分-
《鮭のそぼろ》 ・鮭缶 1缶 ・ピーマン 3個 ・生姜 1片 ・炒め用油 大さじ1 ◎A 塩 小さじ1/3 胡椒 少々 《粉ふき芋》 ポテト 2個 塩 少々 [作り方]
《鮭のそぼろ》
- 鮭缶の中身を出してほぐしておく。瓶詰めのそぼろはそのまま。
- ピーマンは縦2つ割りにして種をとり、5㎜幅の細切りにする。
- 生姜はせん切りにする。
- フライパンに油を熱し、ピーマンと生姜を炒め、ピーマンが少ししんなりしたら、鮭を加えてまぜ、塩・コショウで味をつけて仕上げる。
《粉ふき芋》
- ポテトは皮をむき、一口大の乱切りにする。
- ポテトは水から柔らかくなるまで茹でる。。
- しっかり湯を切って、塩を振る、
- ふたをして、もう一度火にかけながら、しっかりと鍋を振る。
- ポテトの周りが崩れたら出来上がり。
ポイントはここ 《鮭のそぼろ》
- 用意する「鮭」は缶詰、瓶詰など火が通っているものを用意します。
- ピーマンの千切りは好みで5mm~1cm幅に切ってください。
- 炒め具合や塩・胡椒の味付けは好みで大丈夫です。
- 「鮭缶」でなくても、今はサラダオイル漬けの「ツナ缶」はいかが。フライパンに缶の中の油を入れて調理すれば、環境にも優しい。
- 今はピーマンも赤やオレンジ、黄色など色とりどり、また、形もさまざまなパプリカもあります。ピーマンと同じくらいに切って、いっしょに炒めると、華やかな感じになります。
《粉ふき芋》
- ポテトの一口大の切り方は角のとがったところがはっきりでるように切ります。そこが塩を振って鍋を振ったときによく崩れて、粉をふいたようになります。
- ゆで上がったら、鍋の湯をしっかり切ることも、よく粉がふくポイントです。
水から、柔らかくなるまで茹でる しっかり湯を切る
塩をふって、しっかり鍋を振る 角が取れて粉をふく
ちょっと一言
- 私が中学生のころ(そろそろ60年くらい前)、若者(たぶん中高生)に「キャンプ」を広めよう?!という活動が始まって、青少年相談員をしていた母は、夏休みになる前に、山梨県の行う勉強会に参加。その頃は料理は「飯盒〈はんごう)」だけで調理していたように覚えています。
夏休み前ですから、まだ「梅雨の真っ最中」。雨に降られて、なかなか火が起こせなかったり、意外に寒くて風邪をひきそうだったり・・・散々だったようでした。当然、飯盒でご飯を炊き、おかずも作る。キャンプ指導の皆さんの料理をもうちょっと工夫したら、おいしいのに・・・と思っていた時、その講習会の講師の中に母の知人がいらっしゃたのです。即、「生徒」から「講師」に。 用意されていた食材で、急遽、料理を考えて、「キャンプ料理講習」が始まったのです。
次の年から、「キャンプ指導者講習会」に母はリュックを背負って、富士五湖の湖畔や、清里高原に出かけてました。確か、私も一度だけ、中学2年生か3年生の時参加しました。
この料理を母はだれでも失敗なく飯盒でできる料理として、キャンプ料理のメニューに入れていました。- 今は、キャンプといっても、食材も調理道具も工夫されたものがたくさんありますが、たまには火を起こして、飯盒で調理に挑戦もいかがでしょうか。キャンプでなくても、お惣菜の一品にもお勧めします。
- 最近は災害時の「非常食」の備えも大切です。缶詰はとても便利です。定期的に点検して、賞味期限を確認しながら、新しいものと入れ替えて、以前のもので料理をしてみるのもいいものです。食品ロスを防ぐことにもつながります。
【野口料理学園】
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