今 週 の レ シ ピ |
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・ベーシッククラス(7月第1週)のメニューより●ミネストローネ 94kcal. 塩分1.4g
[材料] -6人分-
・ベーコン 3枚 ・にんにく 1かけ ・玉葱(たまねぎ) 1/2個(150g) ・ポテト 1個(100g) ・人参(にんじん) 3a(50g) ・いんげん 3本 ・トマト 1/2個 ・マカロニ 30g(乾燥したもの) ・サラダ油 大さじ1 ・ブイヨン 5カップ ・塩 小さじ1.5 ・胡椒(こしょう) 少々
[作り方]
- ベーコン…薄切りを1a巾の細切りにする。
にんにく…みじん切りにする。
玉葱、ポテト、人参…1a角切りにする。
いんげん…長さ2a位に切る。
トマト…皮を湯むきにし、1a角切りにする。
マカロニ…茹(ゆ)でて、2a位に切る。- 厚手の鍋にサラダ油を熱し、ベーコンとにんにくを炒め、さらに玉葱をよく炒める。
- ポテト、人参、いんげんを加え、軽く炒め、ブイヨンを加えて、野菜がやわらかくなるまで煮る。
- 塩、胡椒で調味し、トマトとマカロニを加えて仕上げる。
ポイントはここ
- 玉葱、ポテトは1aの角切りにします。人参は、それより少し小さく切ってください。人参は硬いので、おなじ時間でやわらかくするために少し小さく切るわけです。
- トマトは皮を湯むきして、1a角に切ります。汁と種も、今回はいっしょに入れても大丈夫です。
- マカロニはいろいろな形がありますが、好みのものを茹でてください。熱湯に塩を加えて、袋に書いてある茹で時間を参考に、少し短めに茹でてください。
- 直径18〜20a位の厚手の鍋に油を熱し、ベーコンとにんにくをいっしょに入れて炒めます。熱い油の中ににんにくだけ入れると焦げやすいので、ベーコンといっしょに炒めてください。ベーコンの白い部分が透き通るまで炒めます。
- 玉葱は、炒めれば炒めるほど料理がおいしくなります。シンナリして透き通るまで炒めてください。ただし、茶色にはしないように、中火より少し弱火でゆっくり炒めます。
- ポテト、人参、いんげんは、炒めてもあまり味は変わりません。鍋に加えて、2〜3回木杓子でかき混ぜる程度でブイヨンを加えてください。
- ブイヨンは、水5カップに固形スープの素1個を加えたものを使ってください。
- 野菜がやわらかくなったら塩、胡椒で調味しますが、塩は控えめに小さじ1加えて、味をみて足りないときは足してください。
- トマト、マカロニを加えたら、すぐ盛り付けて食べるようにしましょう。特に、マカロニを加えて時間をおくと、マカロニがふやけてしまい、歯ごたえがわるくなります。
ちょっと一言
- 「ミネストローネ」はイタリアの、パスタまたは米、豆類、ポテト、南瓜(かぼちゃ)などを入れた濃い野菜スープのことです。今回はパスタ(マカロニ)を入れましたが、長粒種の米(インディカ米=タイ米といって売っています)を茹でて入れることもできます。
- 数年前、「インスタントラーメンのおいしい新しい食べ方」を数種類考えて欲しいと頼まれました。そのとき考えた中で、いちばん気に入っているのが「ミネストラーメン」!
ここに掲載した通りに「ミネストローネ」を作ります。ただし、ブイヨンではなく水を加えます。野菜がやわらかくなったら、マカロニのかわりに「塩ラーメン」の麺を、手で5〜6個に割って加え、3分間煮ます。味付けの素と、フォークでくずしたトマト缶のトマト1個分を加えてできあがり。1個のインスタントラーメンで、2〜3人分の軽食となります。野菜たっぷりで、それはおいしいです。
麺を手でくだく できあがり
≪組み合わせメニュー≫
◎ポークピカタ
◎グリーンサラダ
◎レモンシャーベット
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■お稽古三題
- Aさん(70代、男性、お稽古歴4年)
きっかけはボケ防止。一年目、二年目、そして三年目の専攻科クラスまで全部皆勤で通しました。目標どおり、まったく老いを感じさせません。ボランティアのバザーでは、Aさんの焼くクッキーは「人気商品」として、欠かせないものとなっているようです。奥さんも料理上手、その向こうを張るまでに上達しています。お孫さんへのプレゼントも、手製のピッツアを作ってあげて喜ばれているとか。料理していないとボケてしまいそうだ、と奥さんがこぼすほどになりました。
なにを作ろうかと計画をたて、スーパーで材料を買いそろえ、作った料理を食べてもらう。食べた人が喜ぶと自分も楽しいし、うれしい。こうしてつねに頭と足と手を使って動き回るAさんに、ボケは当分忍び寄るスキはなさそうです。- B子さん(20代、独身、お勤め、お稽古歴7ヶ月)
「この頃、お母さんが対抗意識を燃やしだしたんです。お父さんが、"お前の作ったのおいしいよ"、なんて言うようになって、横で聞いているお母さんの顔が、そのたびキィッと変わるんです。うれしいような、こわいような…」
B子さんは、習い始めて半年が過ぎました。最初は、他の人がやっているのを見ている時間が多かったのですが、今はほとんど手を休めることはありません。計量カップで調味料を計るのも、小気味よいほどテキパキやります。お母さんからライバル視されるくらいに腕を上げました。本人も手ごたえを感じて満更でもなさそうです。カレシを喜ばせたい、と開けっぴろげに宣言して入学してきましたから、お父さんは本命ではないにしてもうれしいにちがいありません。でもお母さんの反応(嫉妬=彼女の弁)は予想外だったようです。- Cさん(60代、主婦、お稽古歴そろそろ4年)
遠方から通ってきます、それもわざわざ電車で(生徒さんの9割方は車です)。一年目のクラスを2回繰り返し、二年目もすでに一巡、二巡目もそろそろ終わりに近づいています。三年目の専攻科は月2回と回数が減るため、再再度一年目か二年目クラスに戻ろうと考えているようです。なにしろ毎週来たいと言うのです。近所付きあいのストレス解消のためらしい。種から丹精して花を咲かせているのに、「お金持ちはいいわね、いっぱい花が買えて…」などと陰口をたたかれるような環境にいたたまれず、週1回のお稽古でこうして料理しているのが一番たのしいと言います。ご主人と二人暮しで子供さんはいません。ご主人が定年になるまでは今の場所でなにを言われようとがんばって、退職後はよそへ引っ越したい希望をもっています。
「同じメニューでいいですから、またやらせてください」と頼まれそうですが、こちらとしては正直とてもやりずらい。「師範」といって、お稽古の冒頭約30分はその料理の作り方を説明するのですが、いくらなんでも同じギャグは三度も聞かせられません…。
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