フェジョン・ピラフ類 煮込み・フライ類 デザート

　お皿に好きなものを好きなだけ盛り合わせ、用意された「はかり」にのせます。重さによって値段が表示。そこで、「飲み物は？」ときかれます。いつも料理の味を壊してはいけないと思い、「アグア（水）センガス（ガス抜き）」つまり普通の水にしています。周りはコーラ、ガラナ（ブラジルのジュース）が多い・・・飲み物代を入れた金額を食べた後で支払います。
　大体１回の食事でが水を入れて５００円から６００円です。支払い終わると、「カフェをどうぞ！」が決まり文句。店の出口で小さなカップに甘いコーヒーを出してくれます。もちろんただ！！
　初めて経験したのは１０年前、あまりに色々な料理が並んでいて、どうとったらよいのか、迷ってしまったことを覚えています。今回は、サンパウロに着いて３週間の研修中の昼食はほぼ毎日、ホテルの近くでポルキロ、モジに着いた日も日系のポルキロで昼食でした。
　商店街だけでなく、オフィス街にもポルキロはあり、どの店もにぎわっています。なぜ人気なのか？一番は何といっても「好きのもの」を「好きなだけ」でしょうか。次は「時短」、料理は用意されていますから、店側は待たせない、客側は待たないですみます。急いで仕事に戻らなければならないビジネスマン、OL、買い物帰りの主婦・・・食べる時間も惜しいのか、「持ち帰り用の容器」もちゃんと用意されていて、その日の自分に合った昼食が楽しめるようになってます。
さらに、客が使うのは皿が１枚（日系の店はみそ汁が無料なので、お椀がいりますが）とナイフ・フォークのセット。好きなものをを好きなだけ皿に盛ったのですから、まず残す人はいません。店側は皿一枚を洗うだけで済みます。

　こうしてみると、いいことづくめのようですが、ちょっと落とし穴があるような・・・。本当に好きなものを好きなだけ（ちょっとだけ財布と相談しつつ・・・）は危険？栄養のバランスが崩れ、肥満につながってしまう・・・ついつい、周りのブラジルの人たちがどんな食べ方をしているか気になって、お隣のテーブルをちょっと覗いてみたり、料理を盛り合わせている様子を観察？！してみたり・・・半分以上の人は冷たい料理、つまり生野菜、茹でた野菜のサラダ類を盛らず、「肉類とピラフに豆」、それにほとんどの皿に「バタタフリッタ」（フライドポテト）。したがって皿の上は「茶色」。大体、肥満か、肥満予備軍の人に多いようです。うらやましいほどスタイルのいい人たちは逆に、野菜中心で、「それで仕事できますか？」くらいしか盛ってない。確かに初めは気になりました。でも、いずれにしろ、何をどう食べようが、個人の自由。モジで暮らしているうちに、皿の色も気にならなくなり、少しだけ、ブラジルっぽくなったかなと思うこの頃です。

☆色々菜料理を好きな量だけさらにのせ、大体これで５００円から６００円

さすがに、「茶色のお皿」（ステーキ、バタタフリッタ（フライドポテト）、ピラフに豆）の写真を撮らせてください・・・とは言えなかった！！