今 月 の レ シ ピ |
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・専攻科のメニューより
●フキの簀(す)巻き
[材料] -4人分-
・フキ(長さ12cm) 24本 塩 少々 八方出汁 ・鶏ひき肉 100g ◎A 砂糖 小さじ1/2 塩 少々 酒 小さじ1 卵 1/2個 ・かんぴょう 少々 ◎B 出し汁 2カップ 醤油(しょうゆ) 大さじ1 塩 小さじ1/2 みりん 大さじ2 ・さやえんどう、さやいんげん アスパラガス、オクラなど 少々
[作り方]
- フキは長さ12cmに切り、塩をまぶし、たっぷりの熱湯で茹(ゆ)で、皮をむく。
八方出汁で下煮し、冷ましておく。- 鶏ひき肉にAを加え、よく混ぜる。
- かんぴょうはもどしてから巾の広いものは細く切っておく。
- 1のフキを巻きすに並べ、2の肉を芯にして巻き、かんぴょうで4ヵ所縛る。
- Bを煮立て、4を入れて煮含める。
- 小口切りにして切り口を上にして盛り、煮汁をはり、さやえんどう、さやいんげん、アスパラガス、オクラなどの青煮を添える。
ポイントはここ
- フキは葉をとって、太さが7mm〜1cm位のものを12a長さに切り、24本用意します。まな板におき、塩をかけ、キュウリの板ずりのように、すります。 その後、鍋に湯をわかし、少しやわらかく茹で、冷水にとり、よく冷やし、皮をむきます。
塩で板ずり 多目の湯で茹でる 皮をむく
- 二番出汁に塩、醤油、酒で薄味をつけ(八方出汁)、その中でフキを下煮し、そのまま冷まします。生の鶏肉を巻きますので、充分熱を抜いてください。
- 干ぴょうは軽く水洗いしたあと、塩をふりかけて両手でよくもみ、弾力が出て柔らかくなったら塩を洗い流し、水に5〜10分つけて水気を切ります。干ぴょうの幅が広い場合は、縦半分に切ってください。中には半分でも広すぎることがあります。巾は1cm位までになるように整えましょう。
- 冷めているフキを8本ずつ巻きすに並べ、そのひとつに鶏肉の1/3をのせます。巻きすを使って鶏肉が芯になるようにフキで巻きます。
フキを巻きすに並べる 鶏肉をおく 巻きすで巻く
- かんぴょうで4ヶ所縛ります。
- Bの煮汁を煮立た中に、フキの巻き物をかんぴょうの結び目を下にして入れます。かんぴょうが少し柔らかくなるまで弱火で煮てから返して更に煮ます。
干ぴょうで縛る 結び目を下に 返して更に煮る
- 煮汁につけておき、冷めてから小口切りにします。
- 盛り付けは切り口を上にして、3個盛り、煮汁を少しはります。
- 付け合せには、さやえんどう、さやいんげん、アスパラガス、オクラなどの青煮を用意してください。「青煮」は青茹でしてから、用意した冷たい煮汁に漬け込んで味をつけます。「さやえんどうの青煮」参照
ちょっと一言
- フキの「葉柄(ようへい)」(葉を取り除いた茎の部分)は太さがさまざまです。茹でて皮をむき、太さが7mm〜1cm位の部分を長さ12cmに切って使い、残りは長さ4cmくらいに切って、「フキの土佐煮」にしてみませんか。
- 「八方出汁」はかつおや昆布でとった出汁に醤油、みりんなどで薄味をつけた出汁のことで、「四方八方」色々と役に立つことからこの名前がついています。煮汁、つけ汁、そばつゆ、天汁・・・使い道によって味は加減してください。
【野口料理学園】
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