ポイントはここ

• 鶏肉はできれば骨付きを用意してください。骨付きの方が煮込む料理ではうま味が増すと思います。手に入りやすいので、「手羽元」を使いました。骨付は食べにくいのなら、腿（もも）肉を５ｃｍ角くらいに切って使ってみてください。
• 玉葱はできるだけ細かいみじん切りにします。煮汁をソースに使いますので、おいしさはもちろん、盛り付けたときにきれいにソースが流れるようにするためです。
• 鶏肉は焼き色がつくまで片面をしっかり焼いてから返してもう片面を焼いてください。よく焼いてあれば鍋につくことなくきれいに返せます。　
• 玉葱は鶏を焼いた鍋にバターを足してこがさないように濃い茶色になるまでじっくりと炒めます。
• パプリカはさっと炒めてください。
  鶏肉を焼く 玉葱・パプリカを炒める

• 取り出しておいた鶏肉を鍋に戻し、ブイヨンで１０分くらい煮込みます（１）。また鶏肉を取り出し、生クリームを加えて更に５分くらい煮込みます（２）。もう一度鶏肉をもどし（３）、塩・コショウで味を調えます（４）。
  （１） （２） （３） （４）

• 何度も鶏肉を取り出し、もどすことを繰り返しますが、そうすることで鶏肉は煮過ぎず、ソースが濃厚になっていきます。手をかけることを惜しまずに作ってください。
• 煮込んでいた汁がソースになります。フランス料理のレストランではこの煮汁をシノワーでこして玉葱のみじん切りや鍋に焦げ付いたカスなどを取り除き、なめらかなソースにします。家庭では玉葱を細かいみじん切りにすればこしとらなくてもあまり目立たずおいしくいただけると思います。
• パセリみじん切りや、パプリカが盛り付けのアクセントになります。ぜひ、忘れずに！