今週 の レ シ ピ |
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・備えあれば≪乾物≫
●すき昆布の煮物
[材料] -すき昆布1枚分-
・すき昆布 25〜30g(大1枚分) 水 4〜5カップ ・人参 70g ・さつま揚げ 70g ◎A 粉末風味調味料 小さじ1 醤油 大さじ4〜5 砂糖 大さじ2〜3 みりん 大さじ2〜3 塩 小さじ1/3
[作り方]
- 大き目の煮物用の鍋にすき昆布をたたんで入れ、水を加えて30分〜1時間置く。
- すき昆布がほぐれて、ばらばらになってきたら、火にかける。
- 沸騰してきたら、人参のせん切りとさつま揚げの2〜3mm厚さの薄切りとAを加え、すき昆布を好みの硬さに煮る。
ポイントはここ
- すき昆布1枚分はちょっと多いと言われるかもしれませんが、大丈夫、きっと食べきってしまうと思います。我が家では1枚分煮ると子供が小さかった頃でも2回か3回の食事で食べてしまいました!
- 直径24cm深さ10cmくらいの鍋で水に30分〜1時間つけておくと、すき昆布は1本ずつばらばらになってきます。そのまま火にかけてください。もし、水分が足りないようでしたら、水を足して大丈夫です。すき昆布すれすれくらいの水は欲しいです。
水に充分浸す 時間がたつとばらばらに
- すき昆布を柔らかくして食べたい場合は人参のせん切りはやや太く、歯ごたえがあるように昆布を煮あげたい場合は人参は普通のせん切り(長さ5cm2mm角、マッチ棒程度)にしましょう。
煮立てる 具と調味料を入れる
- 昆布が好みの硬さに煮えたら出来上がりです。煮汁が少し残る程度に煮上げるのが、盛り付けたときしっとり感があっていいのではないでしょうか。でもあくまでも、皆さんの好みを大事にしてください。
ちょっと一言
- 平成17年(2005年)に97歳でなくなった主人の父は八戸の出身、「すき昆布は八戸が一番!」といつも産地直送で届けてくれました。なくなってからは親戚に教えてもらったお店から取り寄せています。
- 主人の母は弘前出身、とても料理が上手でした。父がなくなった翌年、95歳で亡くなりました。娘が中学生の頃まで東京に住んでいましたので、親子3人で月に一度は遊びに行きました。たくさん料理を作って待っていてくれました。もちろん、この「すき昆布の煮物」も大きな煮物椀にたくさん盛ってありました。
- 両親は青森出身ですが、結婚後は秋田の大館市に住んでいました。「この煮物を『煮じゃ昆布』と言って小さい頃からよく食べた」大館育ちの主人の大好物。遊びに行ったときは主人の好物の作り方、特に味付けをいろいろと教えてもらいました。家でも教えてもらったようにこの煮物を作りましたので、 娘の好物にもなったのは当然のこと。娘は小さい頃から麺類が大好きで、食べる様子からうどんやスパゲティのことを「ツルツル」と言ってました。したがって我が家ではすき昆布が細くて長さもあり、麺類に似ているところから「昆布ツル」と言ってます。
【野口料理学園】
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