サラダのソースに工夫を　　−ブラジルからの提案ー

●ルッコラとレタスのサラダ　トマトと玉ネギのモーリョ（ソース）

[材料] -２人分-

		・ルッコラ	小１株
		・レタス	２枚
		◎モーリョ（ソース）
		Ａ
		酢	大さじ２
		塩	小さじ1/2
		サラダ油	大さじ３
		Ｂ
		トマト	小１個
		玉ネギ	1/4個
		ピーマン	1/2個

　　[作り方]

1. ルッコラ、レタスは冷水で洗い、よく水を切リ、食べやすい大きさにちぎり、サラダ鉢に盛る。
2. トマト、玉ネギ、ピーマンは５ｍｍ角に切り揃える。
3. Ａを合わせた中にＢを加える。
4. サラダ鉢の野菜にモーリョ（ソース）をかけてよく混ぜ、取り分ける。

ポイントはここ

• ルッコラ、レタスは食べやすい大きさに手でちぎってください。柔らかい葉っぱのものは包丁できるよりはおいしくいただけます。
• モーリョ（ソース）に入れる野菜はトマトと玉ネギだけでもいいのですが、色合い、味、触感でピーマンを入れることをお勧めします。
• 「Ｂ」は大きさをそろえて切ってください。見た目だけでなく、食べやすいです。
• サラダは「モーリョ（ソース）」をかけてよく混ぜてから取り分けるのが全体に味がまわっておいしくいただけます。
  モーリョの野菜５ｍｍ角 ＡとＢをよく混ぜる モーリョをかけてよく混ぜる

ちょっと一言

• ブラジルのスーパーの野菜売り場に「ルッコラ、レタス」とセットで売っています。そこでここではこの２つのサラダにしましたが、「フレンチドレッシング」をかけて食べるサラダなら、大丈夫です、このモーリョ（ソース）ならどれでもぴったりあいます。
• 今回サンパウロに到着した夜、ホテルの近くのレストランに出かけ、サラダのそばに置かれていたソースを見て、驚きました。私の知っていた「モーリョ（ソース）」は玉ネギ、トマト、ピーマン、ピクルスなどが細かく切ってあり、もう少し繊細な感じ？！がしていました。ところがなんと、随分とダイナミックな野菜の切り方、入っているものはみな５ｍｍ角以上？！はあるんです。でもそれがサラダの野菜にぴったり。さらにいろいろな料理にかけてもおいしくいただけました。これなら？！、皆さんも手軽に作れるかなって思いました。
  ルッコラとサラダ菜 レストランのモーリョ サラダにモーリョをかけた料理

• この「モーリョ（ソース）」に初めて出会ったのは２５年位前です。甲府の近郊に「ブラジル料理」の店ができたと聞いて、さっそく３歳になったばかりの娘を連れて、出かけました。そこで、「フェイジョアーダ」、「パステウ」とブラジルの思い出の味が楽しめました。その折、テーブルの上にいつもこのモーリョ（ソース）があり、パステウにたっぷり入れました。お店のご夫妻とは気が合い、お料理のことも色々と教えていただきました。もちろんモーリョ（ソース）もその一つでした。残念なことにまだお若かった奥さまが２００６年に病気でお亡くなりになり、ご主人はブラジルに戻られてしまいました。実はそのころ主人は日系シニアボランティアでサンパウロに赴任中、偶然、ご主人にあったのです。娘と私も２００８年に渡伯した折、サンパウロでお目にかかりました。娘の大学合格を心から祝福してくださいました。主人が帰国してからは連絡が取れなくなってます。私たちがまたブラジルでボランティア活動をしていることを伝えられたらと思うのですが・・・ご夫妻のことはこの「モーリョ（ソース）」と一緒にいつまでも忘れずにいたいと思っています。

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【野口料理学園】