今週 の レ シ ピ |
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香りと食感を大切に
●松茸ごはん
[材料] - 6人分-
◎A 米 3合(180cc×3=540cc) 水 3と1/4カップ(650cc) ◎B 醤油(しょうゆ) 大さじ1 酒 大さじ1 塩 小さじ1/2 砂糖 小さじ1 松茸 100〜120g ◎C 醤油(しょうゆ) 大さじ1 酒 大さじ1 塩 小さじ1/2
[作り方]
- 米は炊く30分〜1時間前にとぎ、ザルにあげておく。
- 松茸は長さ4cmに切り、「まき割り」のように4〜6本くらいに割く。
- 厚手の鍋に、AとBを入れて、強火にかける。
- 沸騰したら、吹きこぼれない程度の中火にして7〜8分、汁気がほぼ引いていたのを確認する。
このとき、用意した松茸をCに加えて、軽く混ぜる。- 弱火にして7〜8分、しんが切れていたら、4の松茸を加えて、強火で10秒、冷たい厚手のタオルの上に5分おく。
- 大きめのボールに炊きあがったごはんをあけて、全体をさっと混ぜ、盛り付ける。
ポイントはここ
- 松茸はまず、薄い塩水を用意して、さっと洗います。茎の先に、砂や土がついていますが、その部分を切り落とさずに、砂や土だけを削るようにして取り除きます。
一本50g〜60g 茎の先は砂や土 砂や土を削る
- 松茸は長さ4cmに切り、薪を割るように縦に割いていきます。最初、長さで切る時だけ包丁を使い、後は手で割くようにします。
- 30分から1時間くらい前にといだ米を厚手の鍋に入れ、分量の水とBを加えてよくかき混ぜ、炊き始めます。
- 沸騰したら、吹きこぼれない程度の中火にして7〜8分、汁気がほぼ引いていたのを確認します。
このとき、用意した松茸をCに加えて、軽く混ぜておきます。。
炊き始める 水気がなくなる Cに松茸を入れる
- 火加減を弱火にし、さらに7〜8分おき、芯が切れたかどうかを確かめてください。
芯が切れていたら、Cに入れた松茸を加えます。混ぜないでそのままふたをして、強火で10秒、鍋底を焼きます。- 冷たい台布巾の上に5分間おきます。こうすることで焼いたとき鍋底に着いたご飯がよく外れます。
松茸を加える 混ぜないでふたをする 鍋底を冷やす
- 大き目のボールにご飯をあけて、よく混ぜて、松茸が全体にいきわたるように混ぜます。
火からおろして5分後 ボールにあけて混ぜる 盛り付け
ちょっと一言 やっと?!「松茸ごはん」を載せることができました。「きのこごはん」も参考にしてください。
松茸の場合は、香りと食感が大切です。切ったものを調味料に浸ける場合は5〜6分程度。長く浸けると、松茸の水分が出てしまいがち。
さらに、炊いているときに入れておくと、食感が悪くなります。最後に蒸らすとき加えて、そのまま置いて、さっと混ぜてください。
「混ぜないでふたをする」と「火からおろして5分後」の写真では松茸の様子はいっしょのようですが、5分後の方が温まっていますし、シャキッとした食感はありますが、決して「生」ではないのが分かります。写真を撮る都合で、鍋の蓋を開けていますが、なるべくふたを長く開けないこと。昔から、ごはんの炊き方に、「赤子泣いても、ふたとるな」という表現があります。 厚手の鍋がない場合は「土鍋」で上手に炊けます。くれぐれも、「炊飯器」で炊かないでください。炊いている間、家中が幸せな香りに包まれますが、食べる時、がっかりのはず。松茸の食感がなくなってしまいます。 【野口料理学園】
§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】 ichiban@kateiryouri.com
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