今 週 の レ シ ピ |
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・アドバンスクラス(10月第1週)のメニューより●ポテトスープ 117kcal. 塩分1.3g
[材料] -6人分-
・ポテト 3個(300〜350g) ・長葱(ながねぎ) 1本 ◎スープストック 水 4カップ キューブブイヨン 1個 ◎A 牛乳 1カップ バター 大さじ1 塩 小さじ1 胡椒(こしょう) 少々 ・クルトン
[作り方]
- ポテトは皮をむき、1cm厚さの銀杏(いちょう)切りにする。
- 長葱(ながねぎ)は、1cmのぶつ切りにする。
- 厚手の鍋に1、2を入れ、スープストックを加えて煮る。
- ポテト、長葱がやわらかくなったら、ミキサーにかけ、鍋にもどす。
- Aを加えて、仕上げる。
- スープ皿に盛り、クルトンを添える。
ポイントはここ
- ポテトはどちらかというと、「男爵」」の方が向いています。さらに、厚めの銀杏(いちょう)切りにした方が、ホクホクした感じで火が通ります。
- 長葱は、白い部分を主に使います。スープをポテトの色に仕上げたいので、緑の部分は少なめにしてください。
- ポテトと長葱をできるだけなめらかなクリーム状にするために、ミキサーのほかにムーラン(フランスの調理器具でハンドル付きのこし器)、ハンディミキサーなどを使ってください。
- 牛乳1カップを、好みで1/2カップ分くらい生クリームに代えることもできます。
ちょっと一言
- なめらかにできたポテトスープはおいしいのですが、単調になりがちです。口の中にあたって刺激になるものが、すこし欲しいです。
食パンを5〜6mm角に切って、油で揚げて作ったカリカリの「クルトン」がポピュラーです。塩味のクラッカーをくだいて入れてもよいでしょう。
また、ポテトといっしょにベーコンを煮て、ミキサーにかけるとき、ベーコンを取り出します。ベーコンは細かく切って、フライパンで焼いて、カリカリにしたものはいかがですか。【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■最高の武器――高2の息子が、10日間ほどアメリカに語学研修にいきます。30数人で、各自わかれてホームステイし、さいごに全員があつまってホスト先の家族たちといっしょに感謝の気持ちを込めたパーティーをやります。そこでは日本食を作ってだすのだそうですが、いったいどんなものがいいでしょうか――
こんな相談が舞い込みました。お母さんは、昔の生徒さんです。日頃、家族の健康や食事に注意を払っている彼女からしたら、折角のチャンス、外国人にたいしてもおいしい日本料理を食べてもらいたいと願うのも当然です。
ポイントは二つです。相手が好むもので、自分たちが作れるもの。この2点の重なるものを作ればいいわけです。
学校が保護者に配布した注意要項(プリント)を見せてもらいました。それによると、お勧めメニューというのがあって、肉じゃが、焼きそば、おにぎり、散らし寿司、唐揚げなどが挙げられています。これまでに好評を博したもののようです。だったら、それを踏襲すればよさそうに思いますが、コトはそう簡単には運びません。メンバーは年毎に変わります。今年はだれが、どう作るかです。
ふだん英語の勉強はたくさんしていても、料理の「勉強」なんてほとんどすることはないでしょう。家でも手伝うということは少ないでしょうから、料理しなさいといわれても戸惑うばかり、お手上げ状態と思われます。
そこで、なるべく手間のかからないよう、日本からつぎのようなものを持参しなさいとプリントには書かれています。パックライス、お稲荷さんの素、カレーのルー、インスタント焼きそば、インスタントラーメン等など。さらに、料理ができない生徒には、せんべい、ポッキィー、豆スナックなどを持っていくように勧めています。
「ポトラックパーティー」とありますから、仰々しいものではなく、一品料理を持ち寄ったくらいのこじんまりしたものでしょう。でも、それではあまりにお手軽すぎませんか(!?)豪華にとはいいません。もうすこし手をかけて、気持ちのこもった、おいしいものが作れそうな気がするのですが。
大げさではないといいながら、この種の打ち上げパーティーの意味は小さくありません。おざなりに、お茶を濁す程度で切り上げるのではもったいない。「国際交流」が泣きます。ホスピタリティに感謝し、ともどもに友情と友好を確認、深め合うものです。
重要性を考えれば、あらかじめ渡航前に「作戦」を練ったほうがよさそうです。事前にメニューを設定して、役割分担を決めておくのです。そのために、材料や調味料、道具、食器など、現地調達できるものと持参するものなどを調べて、実際に一度は作って、試食もしてみる。できれば、レシピも英語版を用意しておくと、現地の人たちといっそう楽しい交流ができるのではないでしょうか。
研修にしろ留学にしろ、一定期間外国に住もうという人には、その国のことばを100語暗記していくよりも、日本の料理(中華でも、洋食でもかまわない)を1品(多ければ多いほどよし)きちんと作れるようにしたほうがいい、と私は思っています。
とりわけ女性の場合、そうした機会はかならずと言っていいほど訪れます。絵画、音楽も「共通言語」ですが、料理には「食べる」というプラスアルファーがあります。おいしいものが作れるというのは、交流の場において「最高の武器」となります。日本だろうと外国だろうと、健康な生活をささえてくれるものは「食事」です。生きていく「基本」です。外国の人にとっても、日本人ってどんなものを食べているの? といちばん興味を示してくるのです。
今回は、わずか10日間です。短期間とはいえ、アメリカ人の家庭にホームステイするのですから、台所に入らない手はありません。男の子だっていいじゃありませんか。たとえば、お米を使った料理を何かひとつでも披露できれば、きっと喜ばれるにちがいありません。現地で手に入る材料と調味料なら、もっといいです。作り方を伝授しましょう。のちのちまで、その家族に強烈な印象を残すこと請け合いです。私は、そう彼女にアドバイスするつもりです。
(「3万円のおみそ汁」、「3万円のおみそ汁」つづき=参照)
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