今 週 の レ シ ピ |
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・アドバンスクラス(11月第2週)のメニューより●炊きおこわ 368kcal. 塩分1.5g
[材料] -6人分-
・米 1.5カップ ・もち米 1.5カップ ・水 3カップ ・栗 12個 ・ギンナン 12個 ・椎茸(しいたけ) 3枚 ・干しエビ 大さじ3 ◎調味料 砂糖、醤油、酒 各大さじ2 塩 小さじ1/2
[作り方]
- 米ともち米と合わせて1時間前にとぎ、一旦ザルに上げ、水気を切ってから、同割りの水加減とし、調味料を入れておく。
- 栗は皮をむき、水にさらし、焼きみょうばんを大さじ1くらい加えて、サッと茹(ゆ)でこぼし、その後すこし硬めに煮ておく。
- ギンナンは鬼皮を割ってとり、茹でて渋皮をむいておく。
椎茸はせん切り、干しエビはゴミなどがないようにサッと洗っておく。- 1に2、3を加え、ふつうのごはんと同じように炊き、蒸(む)す時間を長めにして仕上げる。
ポイントはここ
- 米ともち米はいっしょにといで、1時間くらいおき、充分水気を切ります。炊くために必要な水を正確に加えるには、余分な水をしっかり切ってください。「炊きおこわ」というくらいですから、すこし強(こわ)めの水加減にしてあります。
- 栗は鬼皮をはがし、渋皮をむいて半日くらい水につけます。焼きみょうばんを加えて10〜20分おいて(1)、火にかけ、沸騰したら湯をこぼし(2)、新しい水を加えます。くちなしを入れたまま火にかけ、弱火でゆっくり煮ます(3)。やわらかくなってきたら砂糖大さじ4くらいを加え、薄味をつけます(4)。
(1) (2) (3) (4)
- ギンナンは「ギンナン割り」で、鬼皮を割ってはがします。直径15cmくらいの鍋に少し湯をわかし、ギンナンを入れ、玉杓子(たまじゃくし)の底でころがしながら渋皮をむきます。
鬼皮を割る 鬼皮をはがす 渋皮をむく
- 直径18cmの厚手の鍋で、米だけの時とおなじ方法で炊きます。(筍御飯、栗ごはんを参照してください)
- 炊き上がったら、大きめのボールにあけて、全体を混ぜます。このとき、栗がこわれないように、取り出しておいてください。
ちょっと一言
- 炊きおこわは、別名「にこわめし」とも言います。山梨県では、本来はうずら豆を醤油と酒で炊き込んだ「にこわめし」が屋敷神様の日や、村祭りに作られてきたものです。屋敷神様の日は家々でちがうので、各家の祭りの日に、この「にこわめし」を炊いて、重箱につめ、隣り近所に配ったものだそうです。
- 具として、栗やギンナンではなく、ニンジン、糸昆布、油揚げ、ハス、椎茸などを入れると、気軽にいつでも作ることができます。
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■なにがどうしてこうなのか絶不調に陥っている。趣味としているランニングのことだ。週末だというのに、今週は一度も走っていない。先月(10月)などたったの5回。週にではない。ひと月にである。体重もベストの3キロ増。もはや「市民ランナー」と呼べるレベルではない。去年の今頃など週に4,5回は走っていた。走歴8年にして最低である。何故こうなったのか。思い当たらないで困っている。
雨が降れば走らない。雪が舞っても走らない。道が凍っていてももちろんだ。気象条件だけではない。頭痛、腹痛、筋肉痛・・・走れない(走らない)理由はいくらでもたてられる(??)。が、このところ外的・内的要因のどちらも当てはまらなくなっている。
ランニング仲間が一人いる。今、足を痛めて休養中である。「直ったらやるぞー」と、気炎を上げる。再開に燃えている。気迫がみなぎっている。うらやましい。わたしにも経験がある、三度ほど。捻挫すると3ヶ月はかかる。その間、「走りたい」というモチベーションはいやがうえにも高まる。故障が発奮材料なのだ。今のわたしも捻挫したいくらいである。
幸か不幸か、体のどこにも変調はない。走りにブレーキをかけているのは何だろう。もしかしたら、自然減速? 口にしたくないし、認めたくもないが「老い」の二字か。健康体と思っているのは自分だけかもしれない。
そういえば、3年ほど健康診断を受けていない。血圧でも中性脂肪でも、ゆるぎない数値は若さと健康を証明していた。かかりつけの医師の死をさかいに、行くのを止めた。驕りだったかも。走りの意欲減退は、老いへ向かってのスタートと見るべきなのだろう。
符合するデータがある。先ごろ発表された、文部科学省の「2003年度体力・運動能力調査」。40〜64歳の中高年は、「体力年齢」が「実年齢」より若い人の割合が著しく増えた。それはいいとして、男子の場合、最高の伸び率を示したのは50〜54歳とある。元気のいいピークを過ぎたこちらとまさしく合致する。自分を特別と思うのは、幻想だったのだ。
例外はある。かの三浦雄一郎と敬三親子である。かたや70歳にしてエベレストを征し、体力年齢はなんと20歳代。こなた100歳にして現役スキーヤーの父親の大腿骨は、60歳並みだそう。この二人はあくまで超弩級。上を見ればキリがない。平均値のこちらとしては、落ちこぼれないよう人並みの健康体の維持がせいぜいだ。そのためにも、ランニングの意欲低下は阻止しなければならない。
むかしは肉体に精神が追いつこうと必死だった。いつの頃からか立場が逆転した。肉体が精神から離れていく。放っておいたらともに萎んでいく。それが老いだ。とりあえずの策でかまわない。シューズを履き替え、ウエアーを新調する。目先のこと、姑息な手段と気取ってなどいられない。精神に刺激をあたえ奮い立たせて肉体をつなぎとめ、衰えを先へとのばす。共倒れしないよう、できることから始めよ、である。(お)
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