今 月 の レ シ ピ |
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・伝統・郷土・ブランド野菜で作る「パスタクッキングセミナー2009in甲府」の実習メニューより
●甲斐路ナス味噌スープスパゲッティ
[材料] -4人分-
・スパゲッティ 200g ・ナス 4個 サラダ油 大さじ3 砂糖 小さじ1 ◎A 味噌 大さじ2 出汁 大さじ2 酒 大さじ1 ・出汁(だし) 煮干(にぼし) 10尾 ・人参(にんじん) 30g ・大根 50g ・干し椎茸(しいたけ) 3枚 ・南瓜(かぼちゃ) 100g ・長葱(ながねぎ) 1本 ・味噌(みそ) 大さじ4 [作り方]
- 水に煮干を入れて30分から1時間おいてから火にかけ、出汁をとる(1)。
あくがでてきたら、穴杓子ですくい、ボールの水で洗い流す(2)。
5〜6分、弱火で煮てから、煮干を取り出す(3)。
(1) (2) (3)
- ナスは厚さ7mmくらいの斜めの輪切りにし、さらに7mm位の棒状に切る(1)。中華鍋またはフライパンにサラダ油を熱し、ナスを炒め(2)、途中で砂糖を加え、充分柔らかくなったら、Aを加えて(3)、手早く味付けし(4)、皿に取り出しておく。
(1) (2) (3) (4)
- 人参、大根は銀杏切り、水で戻した干し椎茸はそぎ切り、南瓜は7mm厚さのくし型切り、長葱は少し長めの斜め薄切りにする。
- 1の煮干の出汁に人参、大根、干し椎茸を入れて煮る(1)。
- 人参、大根が柔らかくなったら、南瓜と味噌の半量(大さじ2)(2)を加えて煮る(3)。
(1) (2) (3)
- たっぷり沸かした熱湯に塩を大さじ1加えてスパゲッティをゆでる。
- 南瓜が柔らかくなったら、残りの味噌とスパゲッティ、長葱を加えて煮て、沸騰直前に火を止める。
- 丼に7を盛り、2のなす味噌をのせて仕上げる。
ポイントはここ
- 「煮干の出汁のとり方」は「塩ひとつまみ《豆腐が先、それともネギ?》」を参考にしてください。色々と具が入りますので4〜5人分の味噌汁を作るより一回り大き目の鍋を用意してください。
- 「作り方2」は「ナスの味噌炒め」を参照してください。ここでは少し薄味になっています。
- 南瓜は他の野菜に比べて、煮崩れしやすいのでも味噌といっしょに後から加えます。味噌の塩分で少し煮崩れが少ないでしょう。
- 味噌を2回に分けて加えるのは、初めの味噌で野菜に味をつけ、後の味噌は香りを残すためです。
- 「スパゲッティの茹で方」は「おいしいパスタをつくるコツ」を参考にしてください。
ちょっと一言
- 山梨の皆さんは料理の写真で、「エッ、これ、『ほうとう』ジャン!」と思われたことでしょう。ちなみに、「ジャン」は「〜でしょう」とか「〜だ」・・・という山梨の方言。
まさに、そのとおり!「スープスパゲッティ」なんて名前をつけましたが、「ほうとう」の麺の代わりに「スパゲッティ」を入れたもの。
「ほうとう」は麺を茹でずに、野菜がたくさん入った汁の中で煮込みますので、少々、ねばってしまいがち。そのねばったところがまさに「ほうとう」なんですが、それが苦手という方は、「スパゲッティ」を使うことで、さらっとした「ほうとう」の味を楽しめます。- 「スープスパゲッティ」を強調して、スープ皿に盛り付けて、スープ用のスプーンとフォークで召し上がってみては!まさに「スープスパゲッティ」。ぜひ、お試し下さい。
【野口料理学園】
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