今週のレシピ

・ブライダルクラス(12月)のメニューより

● もうすぐお正月その2 ●

<クリスマスが終わったら> 酢の物・黒豆作り

[酢の物]

料理の内容によって、つけこむ合わせ酢の分量は変わりますが、「酢」をつかうことで日持ちします。26,27日頃から準備することで味がよくまわっておいしくいただけます。

★ 五色なます ★ 

酢のものの写真 [材料]

・大根10cm 位(400g)= 塩小さじ 2
・にんじん4cm 位(50g)= 塩少々
〜〜〜〜
・キュウリ1/2本
・木くらげ小5枚
・塩くらげ30g
〜〜〜〜
◎合わせ酢
  酢1/2 カップ
  砂糖大さじ3
  塩少々
  [作り方]

  1. 大根、にんじんは皮をむいて、長さ4〜5cm のせん切りにし、別々のボールに入れ、塩をまぶして半日ほどおく。
  2. 充分に水気を切り、合わせ酢に漬ける。
  3. キュウリは板ずりをして、長さ4〜5cm のせん切りにする。
    木くらげは、水で戻してせん切りにする。
    塩くらげは、水に漬けて塩抜きし、熱湯をくぐらせ、もう一度水に漬ける。
  4. 2と3を混ぜて仕上げる。
ポイントはここ

  • 大根とにんじんの割合は、重さで8対1くらいが(色合いが)よいでしょう。
    10対1では、にんじんが少なくさびしい感じ。6対1では、にんじんが多くて、にんじん色のなますになってしまいます。
  • キュウリ、木くらげ、塩くらげは、あらかじめ用意(30日)しておいて、重詰めのときに大根、にんじんの中に混ぜます。
    キュウリは「酢」で変色しますし、塩くらげはコリコリに戻したものが、濃い調味料の中では歯ごたえが悪くなりがちだからです。
ちょっと一言

  • お正月は飲みすぎ、食べすぎになりがちです。消化を助ける「大根」をベースにした「なます」は欠かせない一品です。
  • たくさん食べたほうがよいので、合わせ酢は砂糖を少なめにしてさっぱり仕上げてはどうでしょう。
  • 時間のあるうちに丁寧にせん切りにし、塩をふって充分に水気をとり、合わせ酢に2〜3日は漬けて味を含ませます。

★ 小かぶのあちゃら ★ 

小かぶのあちゃらの写真 [材料]

・小かぶ3個
◎塩水
  塩小さじ2強
  水2カップ
・赤唐辛子1本
◎合わせ酢
  酢大さじ4
  砂糖大さじ4
  塩少々
  [作り方]

  1. 小かぶは皮をむき、細かく格子目に切り込みを入れる。
  2. 濃い塩水を作り、1の小かぶを漬け、充分やわらかくする。
  3. 合わせ酢は用意しておいて、2のかぶの水気をちゃんと切ってから漬け込む。
ポイントはここ

  • 小かぶは皮をむき、2o 間隔の格子目にし、底部が3〜4oくらい残るまで包丁を入れます。

    ていねいに皮をむく 2o間隔に包丁目 細かく包丁目を入れる

  • 濃い塩水は、水1カップに塩小さじ1強を目安にしてください。
  • 小かぶの底部が充分やわらかくなるまで塩水に漬けて、それから合わせ酢に漬け込みます。
  • 赤唐辛子を切らずにそのまま入れておきます。盛り付けの時に輪切りにして中心に飾ります。

    濃い塩水に漬ける 合わせ酢に漬ける 保存容器の入れて冷蔵庫へ

ちょっと一言

  • 暮れも押し迫ってくると、なにかと気ぜわしくなります。買物がしてないとか、あそこの掃除がまだとか、気になることが多いなかで小かぶを切ると、ついつい格子が太くなったり、底部が厚くなったり、アーッと切り落としたり、塩水につける時間が短くなったりと…往々にして失敗しがちです。
  • この時期だけに、くれぐれも余裕をもって計画的に作ることが大切です。

[黒豆作り]

 ふっくら、つややかなみつ煮に仕上げるためには、4〜5日は必要です。余裕をもって27日ごろから始めます。

  ★ 黒豆のみつ煮 ★ 

黒豆のみつ煮の写真 [材料]

・黒豆300g
〜〜〜〜
◎A
  砂糖250g
  水1.5カップ
〜〜〜〜
◎B
  塩小さじ1/2
  醤油小さじ2

  [作り方]

  1. 黒豆は洗って水に半日くらい漬け、その汁のまま弱火で充分やわらかくなるまで煮る。
  2. 別の鍋にAを煮立て、水気を切った黒豆を入れ、5分くらい煮て、Bを加え、さらに3分くらい煮て、そのまま漬け込んでおく。
ポイントはここ

  • 水に浸しておく時間は、たっぷりと皮がしっかり伸びるまで。
  • 「やわらかく煮るために重曹を使うと色が悪くなるので、黒く光ったように仕上げるには錆びた釘を使うとよい」といろいろな本に書いてありますが、私は両方とも使いません。時間をかけてやわらかく煮るようにしています。
  • みつに漬けたときは、一時的に皮にしわが寄りますが、時間がたつとみつを吸ってふっくらとします。
ちょっと一言

  • やわらかくなったかどうかを確かめるには、豆を冷蔵庫に投げつけて、べったり張りついたらよいというのですが、お奨めしません。 汚れるし、もったいない。(楽しそうではあるけれど…)  親指と人差指にはさんでみたらいいのです。中身が皮から飛びだすようではまだ硬い証拠。指のなかで簡単につぶれたらOKとしましょう。
  • 真っ黒な煮汁を捨てると、黒豆の色が抜けてしまいそうで心配? 大丈夫です。全部捨ててみつに漬けると、つややかな黒い色になっていきます。

 
忘れていませんか?

  • ごまめは買ったままにしておかないで、乾燥させておきましょう。
    フライパンの場合:油気のないもので、焦がさないように、ポキッと折れる位まで弱火で炒る。
    オーブンの場合:100℃で50分〜1時間乾燥させる。
  • 炒り終わったら、よく熱を抜き、ポリ袋に入れて、涼しい場所に保存しましょう。
正月料理・・・・・・・・・
1.20日までに
3.29日から本格的に
4.大晦日は総仕上げ

【野口料理学園】

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