今 週 の レ シ ピ |
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当学園は今週(5月3日〜5月8日)、ゴールデンウィークのため休講となります。[特集] ワイワイ仲良くホームパーティー U
≪「家庭料理が一番!」の気持ちを大切に≫シリーズ
T.普段着の心で(2月掲載)
U.「作る」にも参加を!―その1
V.「作る」にも参加を!―その2(7月掲載)
W.持ち寄れば、楽しさ倍々!(10月掲載)U 「作る」にも参加を!―その1
気軽に集まってするホームパーティーを継続させる秘訣は、「きばるな」。たまにはお客様にも、料理をすることに参加してもらっては。
食卓に並んだ料理を食べるのとは違う「作る」喜びを味わうだけでなく、「茹(ゆ)でたて」「焼きたて」など、ホームパーティーならではのおいしさに出会えるはずです。☆こんなメニューはいかが?
1.春雨とモヤシの和(あ)えもの 2.水餃子(すいぎょうざ) 3.お好み焼き(韓国風) 4.フルーツ入りココナツミルク
1.春雨とモヤシの和(あ)えもの 59kcal. 塩分0.9g[材料] -6人分-
・春雨 30g ・モヤシ 200g ・日本葱 1/2本 ・トマト 少々 ◎合わせ酢 酢 大さじ4 塩 小さじ1 胡麻油 大さじ1 うまみ調味料 少々
[作り方]
- 合わせ酢を作り、斜めの薄切りにした日本葱を加え、香りをつける。
- 春雨を茹(ゆ)で、10a位に切る。
- モヤシをさっと茹で、水気を切り、熱いうちに1の合わせ酢に加えて混ぜる。
- 熱が抜けた3に春雨を加え、盛り付け、まわりにトマトを添える。
ポイントはここ
- 春雨は「緑豆春雨」を用意し、熱湯に入れ、6〜7分茹でてください。湯を切って、冷水をかけ、冷やしてから使ってください。
- モヤシは熱湯に入れると、沸騰は収まります。つぎに沸騰したら、すぐザルにあげます。水気が切れたら、熱いうちに合わせ酢に加えます。
ちょっと一言
- 春雨を加えるのは、盛り付ける直前にします。混ぜておくと、水っぽくなりがちです。
2.水餃子(すいぎょうざ)
ちょっと一言
- わいわい会話を楽しみながら皮をのばし、あんを包み、茹でたてを即、皆で味わう。形なんて、最初は気にならないくらい茹でたてはおいしい! すぐまた作りたくなるんです。何度も繰り返すうちに、ちゃーんと餃子になっていきます。
3.お好み焼き(韓国風) 200kcal. 塩分1.3g[材料] -6人分-
・ポテト 100g ・人参(にんじん) 50g ・ニラ 150g ・コネギ 50g ・タマネギ 1/4個(50g) ・シシトウ 5本(30g) ・エビ 5尾(50g) ・イカ 50g ・アサリのむき身 150g ・冷水 250cc ◎A 小麦粉 120g 塩 小さじ1 卵 1個 ・焼き用油 大さじ2 ◎B(たれ) 醤油(しょうゆ) 大さじ2 砂糖 小さじ1 酢 小さじ1 コネギ 2本分 おろしニンニク 小さじ1/4 ゴマ 小さじ1 唐辛子 小さじ1/3
[作り方]T.生地を作る
U.生地を焼く
- ポテト、人参は細いせん切り。ニラ、コネギは5aの長さに切る。タマネギは薄切り。シシトウは斜めの薄切り。
- エビは皮をむき、小さく切る。イカは小さめの薄切り。アサリのむき身も小さく切る。
- 1、2をボールに入れ、材料が均一になるようによく混ぜる。
- 冷水を加え、硬さをみながらAを加える。
- ねばりが出ないようにはしまたは手で、軽く手早く混ぜる。
V.たれを作る
- 厚手のフライパンに油を熱し、生地を均一に薄くのばして両面を焼く。香ばしく焼き色が付くように仕上げる。
V.お好み焼きを皿に盛り、たれを添える。
- コネギは小口切りにする。
- Bを混ぜ合わせる。
▽食べ方
焼きたての熱いところへ、たれをぬって食べる。
ポイントはここ
- ポテト、人参はできるだけ細く切ります。ニラやコネギといっしょに火を通すためです。
- 生地の準備は、切った材料を大きめのボールに入れ、均一の状態になるようによく混ぜておきますが、冷水、小麦粉、卵、塩は混ぜないでおくこと。粘らないように軽く混ぜ合わせたら、すぐ焼き始めます。時間がたつと水っぽくなりがちで、焼き上がりがべたつきやすいです。
- よく焼いたフライパン(直径24aくらい)に油を熱し、生地を薄く流し入れ、中火で焼き、焼き色がついたら返して、もう片面もよく焼きます。
ちょっと一言
- 材料はほかに、カボチャ、サツマイモ、ハス、エノキダケ、シメジ、ホタテガイ、シラス干しなどお好みのものをどうぞ。
- 生のアサリのむき身はなかなか手に入りにくいものです。缶詰の「アサリの水煮」を汁ごと使ってもよいでしょう。ただし、分量は小さ目の缶詰(内容総量100g)1缶くらいで充分です。
4.フルーツ入りココナツミルク 254kcal. 塩分0g[材料] -6人分-
・ココナツミルク 1カップ ・グラニュー糖 40g ・牛乳 1/2カップ ・生クリーム 大さじ4 ・タピオカ(小粒) 20g ・好みのフルーツ オレンジ、キウイ、パイナップル ピーチ、パパイア、スイカ アボガド、ブドウ、チェリー
[作り方]
▽食べ方
- ココナツミルクにグラニュー糖を加えて、よく混ぜる。さらに牛乳、生クリームを加えて軽く混ぜ、冷蔵庫に入れて充分に冷やす。
- タピオカは熱湯に入れ、15分くらい煮る。火からおろして、ふたをして1時間くらい蒸らす。その後、ぬめりがなくなるまで水でよく洗い流し、充分水気を切る。
- 1の中に2を加える。
- 好みのフルーツを一口大に切って用意し、冷蔵庫で冷やす。
- 3に4を添える。
カップに好みのフルーツを入れ、3のココナツミルクを注いで食べる。
ちょっと一言
- 「世界中の」といえるほどの種々さまざまなフルーツが輸入され、手軽に味わえるこの頃です。材料に取り上げたフルーツのほかにも、グレープフルーツ、スイーティー、マンゴ、マンゴスティン、ライチなどもココナツミルクに合います。
- ココナツミルクは湯に溶かす粉末状のものと、缶詰を買うことができます。
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■自己責任イラクの人質事件以来、「自己責任」ということがさかんに言われるようになりました。でも、「自己責任」ということばが、いまひとつピンときません。紙に書かれた標語のように、どこかに貼り付けたようで、どうもしっくりこないのです。貼紙は雨風にさらされて剥がれます。付けた糊もそのうち乾きます。自分で剥がそうと思えば剥がすこともできます。剥がれてしまえば、跡形は残りません。
生死が関わる場合は、「自己責任」を「覚悟」と置き換えたらどうでしょう。そのほうがストレートでわかりやすい。一旦腹をくくってしまうと、刻印されて消えることはありません。「自己責任」より「覚悟」のほうが、よほど責任に「重み」を感じます。
これでいくと、「覚悟」を問われるべきは、人質になった当人たちよりはむしろ、最初に拘束された3人の家族であろうと思われます。当事者3人は退避勧告が出ていることは分かっていたでしょう。また、自分たちが拘束されたり負傷したり、死ぬ危険すらあることはそれなりの「覚悟」はできていたと思います。日本にいる家族のほうで、その「覚悟」が足りなかった。息子さんや娘さんが、どんな気持ちであれほど危険な場所に入って行動しようとしたのか、家族側が本当の意味で理解していなかったのではないでしょうか。そのためにうろたえてしまい、「自衛隊即時撤退」「首相に面会させろ」など声高にマスコミを通じて発言することになってしまったように思えてなりません。
「自己責任」ということばを使うと、何もしないでいい口実にもなりそうです。「自己責任を考えれば、ヘタなことは言えないしできない」、という具合に。でもこれだと、自分で自分を管理しているつもりで、ほんとうは大きい力や組織に「自分が管理されている」気がしないでもありません。自己責任を問われてなおかつ発言し、行動しないではいられない。そこのところに「評価」の余地もあろうかと思うのですが。
このように「自己責任」は、たぶんにファジーな面があります。いえ、議論の余地があるといった方がいいでしょう。それはそれでいいと思います。世の中、「覚悟があるかないか」の行ったり来たりでは、重すぎて息が詰まってしまいます。「自己責任の程度」にとどめておいたほうがいい場合が少なくありません。でも今度のことも含めて、日本人は自己責任、自己管理の認識がとても低いと言われています。
よく引き合いに出されるのは、至る所で流されるアナウンスです。「危ないですから、白線からでないでください」「網棚の荷物を忘れないでください」「お子さんの手を離さないでください」「順序よく並んでください」「お年寄りに席を譲りましょう」「交通規則を守りましょう」…。対象はまるで幼稚園児です。なかには、アナウンスしてくれなかったから傘を忘れたんだ、と駅員に食ってかかる大のおとながいるそうです。日本人はなんて自己責任の甘い民族でしょう、と外国人のおどろき呆れるところです。
ところがそうとばかりも言えません。先月(3月)10日、アメリカの下院が、肥満を理由に食品、外食産業を訴えることを禁じる「チーズバーガー法案」を賛成多数で可決したと新聞にありました。去年1月、「子供の肥満はファーストフードが原因」として、マクドナルド社が集団訴訟にあったことは、日本でも知られています。そうした訴訟が相次いで起きないように、訴訟防止策として出されたのが「チーズバーガー法案」正式には「食品消費個人責任法」です。まさに、アメリカ人の自己責任が問われる法律です。いくら自己責任(の意識)の低い日本人でも、考えつかないような訴えですし、まさか自己責任の高いアメリカ人が、そんなことを法律で規制するとは思いもよらないことです。いったい何をもって「自己責任」とするのか、いよいよ分からなくなってしまいそうです…。
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