今 週 の レ シ ピ |
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・アドバンスクラス(5月第4週)のメニューより●ワラビの炊き込みご飯 354kcal. 塩分1.7g
[材料] -6人分-
・米 3合 ・水 3と1/4カップ ・出汁昆布(だしこんぶ) 10a位 ・ワラビ 100g ・油揚げ 1枚(100g) ◎A 醤油(しょうゆ) 大さじ2 酒 大さじ2 塩 小さじ1 砂糖 小さじ1
[作り方]
- 米は炊く30分〜1時間前にとぎ、ザルに上げておく。
- アク抜きをしたワラビは、長さ3a位に切る。
油揚げは、せん切りにする。- 鍋に米、水、2のワラビ、油揚げ、Aの調味料を加え、よく混ぜ、上に出汁昆布(だしこんぶ)をのせて炊き上げる。
- 蒸(む)らした後、昆布を取り出し、別器に移し、全体を混ぜる。
ポイントはここ
- 米の分量、水加減については「筍(たけのこ)御飯」「栗ごはん」を参照してください。
- ワラビは重曹または木灰(もっかい、きばい)を使ってアク抜きをします。
まず、ワラビを平らな器にならべます。重曹の場合は、ワラビ100gに対して小さじ1/6位を振りかけます(1)。熱湯をそそぎ(2)、ワラビが浮かないように重石(おもし)をかけておきます(3)(4)。完全に冷めたら、重石をとり(5)、きれいに洗います。
木灰の場合は、ワラビをおおうように振りかけ、後は重曹の場合とおなじです。
(1) (2) (3) (4) (5)
- ワラビは、油分や旨(うま)みが足りません。油揚げや出汁昆布で補います。
- 鍋のご飯の炊き方は、沸騰するまで強火。沸騰したら中火にして7〜8分。水がなくなったら弱火にして7〜8分。米がふっくらして芯がなくなったら、強火で10秒! 冷たいタオルの上にのせて、5分おきます。(「筍御飯」「栗ごはん」を参照)
- 炊き上がったご飯は、かならず別器にあけて、全体を混ぜることがたいせつです。
今回はまず、昆布を取り出してからにします。
ちょっと一言
- ガス釜、電気釜で調理する場合は、つぎの順序を守ってください。
1.といだ米 2.水加減 3.調味料 4.ワラビ、油揚げ、昆布- 最近は八百屋さんで、はじめからアクのないワラビを売っています。お店の人に確かめてから買ってください。
【野口料理学園】
塩 ひ と つ ま み |
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■八宝菜はなぜモテル当HP「家庭料理が一番!」は、おかげさまで毎日平均300以上のアクセスをいただいています。利用者のみなさんは、一体どんなことばから検索してくるのでしょうか? 「アクセス解析」というのがあって、「検索ワード」がわかるようになっています。これによると、第一位はとても意外な単語です。なんだと思いますか?
「八宝菜」です。二位以下は「レシピ」「家庭料理」「料理」と続いて、具体的な料理名がトップにくるとは予想もしませんでした。そしてそれが、「カレー」でなく、「肉じゃが」「麻婆豆腐」でもなく、「八宝菜」だったのには二度おどろきです。
月によって、というより季節によって首位を脅かされることがあります。12月がそうです。正月料理(おせち料理)とクリスマス料理(ローストチキン)が肉薄しますが、それでもトップの座は譲らないからたいしたものです。
さきほど挙げたカレー、肉じゃが、麻婆豆腐と八宝菜には共通点があります。季節に関係ない、ということです。酢豚もそうですよね。反対に、季節感のあるものとして人気が高そうなのものに、「おでん」とか「クリームシチュー」があります。でも、八宝菜の足元にも及びません。
なぜ八宝菜へのアクセスが多いのか、正直この結果に戸惑っています。そこで私なりに分析を試みました。消去法でいってみましょう。まず、人気が高いと思われる他の料理について、それほどサイトをのぞきにこようとしない理由を考えてみました。
<カレーライス>ルーを買って作るから、サイトをみる必要がない。誰でも作れる。自分なりの好みを持っている。レトルトもある。
<肉じゃが>出来合いのタレが出回っていて、手軽に作れる。出来合いの惣菜としても買える。
<麻婆豆腐>豆腐に出来合いのタレをからめたり、レトルトなどさまざまな形のものが売られていて、あえて自分で作ろうとは思わない。さて、八宝菜です。生徒さんに聞いてみたところ、どうも八宝菜のイメージが定まっていないことがわかりました。
「食べにいっても、お店によってちがう」といいます。酢豚に近いイメージを持っている人もいました。
たとえば、青椒肉糸(チンジャオロウス)だとピーマンと肉、乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)であればエビ、回鍋肉(ホイコーロー)はキャベツと肉、といった具合に、それぞれ素材からはっきりとしたイメージが湧きます。ところが、八宝菜となると、メインってなーに? これといった主役がいないのです。八宝菜だからといって、8つの具が入っていなければならないということはありません。6つでもいいし、8つ以上でも構わないのです。それが野菜である必要もありません。
「主人は、うずらの卵が入っていないと承知しないの」という人もいます。味が合いさえすれば、中身は問いません。お好みのものを入れていいのです。たんまりアワビが入っていれば、豪華なおもてなし用のごちそうになりますし、冷蔵庫にある野菜の切れはしやイカのゲソなどを入れれば、まったく気取らない惣菜にもなります。こうして見ると、みなさん、八宝菜の正体(実像)がなかなかつかめないでいるようです。そこでサイトを参考にしようとアクセスする、こう結論づけてよさそうですが、いかがでしょうか。 (「八宝菜」参照)
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