今 週 の レ シ ピ |
---|
・≪思い出のメニュー≫より●秋の香りのスパゲッティ
[材料] -4人分-
・スパゲッティ 300g ◎A 塩・胡椒(こしょう) 少々 バター 大さじ1 ・ベーコンの薄切り 2枚 ・タマネギ 1/2個 ・サツマイモ 150g ・揚げ油 ◎B ニンニク 2かけ バター 大さじ2 ・栗 8個 ◎C 焼きみょうばん、くちなし 砂糖 大さじ3 ・キノコ類 100g ・ニンジン 30g ・オリーブオイル 大さじ2 ◎D 塩 小さじ2/3 胡椒 少々 バジル 小さじ1/2 マジョーラム 小さじ1/2 ・パセリのみじん切り ・粉チーズ、オリーブオイル
[作り方]
- ベーコンは1cm幅に切る。
- タマネギはみじん切りにする。
- サツマイモは皮のまま、1cm角5cm長さの棒状に切り(拍子木=ひょうしぎ=切り)、水で洗ってアクをとり、油で揚げ、熱いうちにニンニクのみじん切りとバターをまぶす。
- 栗は鬼皮と渋皮をむき、水につけてアクをとり、みょうばん水で茹(ゆ)でこぼし、くちなしを加えた水でやわらかく煮て、砂糖でうすく甘い味をつける。
- キノコ類は食べやすい大きさに切る。
- ニンジンはせん切りにする。
- 厚手の平鍋にオリーブオイルを熱し、ベーコン、タマネギを炒め、3のサツマイモを加えて、更に炒める。
- 5のキノコ、6のニンジンを加えて軽く炒め、Dで味付けをする。
- Aで味付けした茹で立てのスパゲッティを8に加え、塩、胡椒で味を整えて仕上げる。
- 皿に9を盛り、4の栗とパセリのみじん切りを散らす。
※好みで粉チーズ、オリーブオイルをふりかけて食べる。
ポイントはここ
- サツマイモは拍子木切りにして、水を3〜4回かえながらよく洗い、アクをとります。170℃位の油で、何もつけずに揚げます。
かならず、熱いうちに皿にとり、バターとニンニクのみじん切り(B)をまぶします。
アクで水が濁る アクがとれ、水が澄む 材料Bをまぶす
- 栗の皮のむき方は、「栗ごはん」を参照してください。
皮をむいたら、時々かえながら水に半日くらいつけ、アクをとります。みょうばんを入れて20分くらいおき、火にかけ、沸騰する直前に火からおろして湯を捨てます(茹でこぼす)。
くちなしを加えた水で、栗が柔らかくなるまでゆっくり煮ます。砂糖を加えて薄い甘味を付けて仕上げます。- キノコ類は生シイタケ、シャンピニョン、シメジ、マイタケなど好みのものを用意してください。一種類でも、2、3種混ぜて使ってもよいでしょう。生シイタケ、シャンピニョンは薄切り、シメジ、マイタケは小房に分けて下さい。
- ニンジンは秋の演出として、モミジやイチョウの型で抜いて薄切りにし、さっとゆがいて飾り用を作ってみませんか。もちろんせん切りをいっしょに炒めるので充分ですが。
- 直径21〜24cmの厚手の平鍋にオリーブオイルを熱し、ベーコンを炒め、ベーコンの白い部分が透き通ってきたらタマネギを加え、こがさないようにゆっくり炒めます。
サツマイモも加えて、まぶしたニンニクを充分炒めます(1)。
キノコ、ニンジンを加えて、Dで味付けをします(2)。そのとき、ちょうどスパゲッティが茹で上がるようにします。
スパゲッティに塩、胡椒、バターで味付けしてから、ソースの中に加えます(3)。かならず味見をしてから盛り付けましょう。
(1) (2) (3)
- スパゲッティの茹であがりとそのソースの出来上がりがいっしょになるように、手順を考えて調理しましょう。「おいしいパスタを作るコツ」参照
ちょっと一言
- 「サツマイモを油で揚げてニンニクのみじん切りとバターをまぶし、オーブンで焼いてくれたの。おいしかった!!」平成6年2月、母がニュージーランドで見つけてきた味。帰国してすぐに作ってくれました。「今年の秋、パスタ教室でオリジナルメニューにこの味が入らないかしら・・・」
そういい残して、秋を待たずに5月になくなってしまいました。(塩ひとつまみ「味わう人生(その11)」をご覧ください。)一度だけの母の味を思い出しながら、原稿を書き、何回も試作し、なんとか「パスタ協会」の講習会にまにあいました。
サツマイモとニンニク、そしてスパゲッティ・・・一度、是非、お試しください、秋が終わらないうちに!!【野口料理学園】
§【ご意見、ご感想をお寄せください。ご質問もどうぞ。】 ichiban@kateiryouri.com
ホーム | | | 月別 | | | ジャンル別 | | | これまでのお菓子 | | | これまでのジュニア | | | 学園案内 | | | ケーキ屋さん |
---|